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【カスタムオーダー・ソーイング】ロールペンケースを手作りする(4):日本在住の『東海林たかゆきさん』に万年筆を持ち歩くのが楽しくなるロールペンケースをハンドメイド♪無類の万年筆好きが5本の万年筆を傷をつけずに持ち歩くための和柄ペンケース/Rolled pen case for carrying five fountain pens

アート&クラフト

◎オーストラリアのメルボルンで、虹織り(虹色の手織り)アート作品を創造してる陽子です。

◎Rainbow Weaving Art | Melbourne | Award-winning textile artist

▼ 虹織りアートワークショップ – 撮影 Shion Zion ▼
▼ 虹織りアートを創作中 – 撮影 Shion Zion ▼

シドニーで、ソーイングを楽しんでいる陽子です♪

さて、ロールペンケースが大好きで、たくさん作りましたが・・・。やっと自分が満足できるロールペンケースが出来上がて、本当にうれしくて!!

さっそく、Facebookに写真を載せてみたら・・・。

独身時代にカナダ留学していた頃、一緒に学んだ仲間である日本人男性『東海林たかゆきさん』(ニックネームは、『たか』)から、連絡をもらいました。

そして、万年筆が大好きでたまらない「たか」への、「万年筆5本を持ち歩くのが楽しくなるペンケース」を作りました!

「たか」がFacebookで紹介してくれました〜♪

こうやって、自分のアイディアで作ったモノを、人に使ってもらい喜ばれるのが、うれしい瞬間です。

作品の詳細写真です

↑巻いたところ。

↑ペンケースの、ヒモ部分のアップ。

↑ペンケースからペンを取り出す際、まずヒモをほどきます。

↑そして、フタを開けます。

↑ペンケースを後ろから見たところ。

「たか」のペンケースを、デザインするプロセスです

「たか」が気にいるモノを作りたくて、ペンケースを作る前に、彼の好きなモノをリサーチしました。

たかが、実際に使ってる万年筆の写真です。

確か、一番上のブルーの万年筆はプラチナ万年筆だったかな。

『#3776 CENTURY』の新発売を記念して発売された、限定万年筆「富士五湖シリーズ」だったと思う。

「富士五湖シリーズ」です:

http://www.platinum-pen.co.jp/fountainpen_century_kawaguchi.html

2年間使わなくてもペン先が乾かない「スリップシール機構」が搭載されてるそう。

すごいね、これ!インク、乾かないのー?2年間も!2年間、一度も使わなくても、いつでもすぐに書き出せるの?!

ビフォー:「たか」が万年筆4本を持ち歩いていたペンケースの問題点

写真を見て、たかが、どんなことで困っているのかが、よくわかりました。

このケースは、水彩画筆を持ち運ぶための物だそう。確かに、長い筆がスムーズに入るように、筆を入れるポケットは、縦に長くできています。

水彩画の筆の先が、持ち運んでいる時に折れ曲がったりしないように、革製のふたもついてます。

でも、万年筆を入れて使おうとすると、使いにくい点があります:

●素材がゴワゴワで硬い。布地はキャンバス製、ヒモは革製です。水彩画の筆を持ち運ぶ時に折れないための工夫だと思うけど、万年筆を取り出したり、しまったりする時、素材が硬くて使いにくそうです。

●ポケットの長さが、縦に長すぎ。万年筆を入れると、ポケットの底に、布が余ってます。右2本の万年筆は、万年筆をいちいち引っ張り上げないと、どの色の万年筆かが、ぱっと見で分かりません。

●キャップにかぶせるフタの長さが、短すぎ。フタをかぶせても、万年筆のキャップの金属部分が、全て隠れません。万年筆同士がこすれて、傷がつく可能性あり。

●ポケットの幅が広すぎ。隣に入れた万年筆同士がこすれて、傷がつく可能性あり。

これらの既存の問題点を改善すれば、もっと使いやすいペンケースができるはず!

たかの「万年筆用ロールペンケース」のアイディアを提案

万年筆のデザインを見る限り、「たか」は、「チャラい」デザインは好みではなさそうです。品質が良い商品が好きで、デザインは渋好みだなと感じました。

水彩画の筆用のペンケースも、決して派手なデザインではありません。

たかの好きなもの、いろいろ想像してみて、私が前回作った「家紋柄の道具入れ」のデザインなら、気に入ってもらえそうな気がしました:

↓詳細は、こちら:

↑上のリンクを見た「たか」も、うれしそうでした。

たかの、ペンケースに対する要望を聞く

たかが、「心から欲しい」と思うペンケースの要望の、詳細を聞いてみました:

●ヒモで巻いて使う、ロールペンケースが欲しい。

●自分の大好きな万年筆5本を、絶えず持ち歩けるペンケースが欲しい。

●大事な万年筆に、傷がつかないペンケースが欲しい。

●予備のインクカートリッジ数本が入る、収納ポケットがあるとうれしい。

たかの要望をくみ取り、「私が自分用に作った、家紋柄の道具入れ」を、「たかの、万年筆用のサイズに合うようサイズ」に、カスタマイズすることになりました。

また、布地の、色や柄の組み合わせは、「たか」の好きな色を選んでもらうことにしました。

手順1:たかに、「外側の布地の柄」を選んでもらう

↑私が持っていた「和柄風な布地」の中から、たかが、「ピン💡」とくるモノを選んでもらいました。

●参考までに、「家紋柄の意味」をまとめたリンクも見てもらいました:

https://yokokawabata.com/category/japanese-design/

たかの好みの外側の布地は、「昭和モダン柄(黒)」でした。

手順2:「裏地の色」を選んでもらう。

今度は、その布地に合いそうな「裏地の色」を提案し、「ピン💡」とくる色を選んでもらいました。

裏地は、「赤紫色が好き」という、たか。

手順3:巻くヒモの色を選んでもらう

↑次は、ヒモの色を選んでもらうことに。ヒモの色の選択肢は、6種類。

手順4:ペンケースを開いた時に見える、色の組み合わせ

↑たかに、色を選んでもらいやすいように、まずは、ペンケースを開いた時の感じを見てもらいました。

手順5:外側の布地に巻いた時の、色の組み合わせ

↑「ペンケースにペンを入れて持ち運ぶ時」の雰囲気が分かるような写真も、見てもらいました。

その結果、たかは、マスタード色のヒモが気に入ったそう。

手順6:たかの万年筆に合う、ポケットの長さ・幅を決める

↑たかの万年筆の「縦の長さ」、「直径の太さ」をウエブサイトでリサーチ。

そして、そのサイズと同じ「万年筆の模型」を、数本作りました。たかの万年筆と同じ長さになるように紙を切り、それを丸めて同じ太さの直径にします。

この「万年筆模型」が、ペンケースのポケットから、スムーズに出し入れできるように作るのです。

手順7:出来上がり

そうして、出来上がったのが、冒頭でも紹介した、こちらのロールペンケースです!

たかに、とても喜んでもらえて、私も、うれしくなりました♪

「ロールペンケースを手作りする」シリーズを、全記事読むなら・・

もともとは、「デザイン学校で使う、細々とした文房具を持ち歩くのに便利なペンケースを作りたい」という好奇心から作り始めました。

でも、市販のペンケースを見て回っても、気にいるものがなかったので、自分で手作りすることにしました。

本当に気に入るものを作りたくて、試作品を作った後、自分で実際に使ってます。そして、「不便だな」と思うところは、納得が行くまで、何度も改善をしました。

この、「ロールペンケースを手作りする」シリーズは、「ロールペンケースのアイディアを練る」ところから始まります。

最終的には、日本に住んでるお友達「タカ」くんから、「万年筆5本と、予備の万年筆カートリッジ数本が入るロールペンケースを作って欲しい」と、注文をもらい、受注制作させてもらいました。

(1)ロールペンケースを手作りする:いろんなアイディアを練ってみる
シドニーの、デザイン学校「Design Centre Enmore, Sydney TAFE」で、インテリアデザインを学んでますが・・・。 細々とした道具を入れる、ペンケースが欲しいんです。 授業中に使う、鉛筆、インクペン、シャープペン、シ...
(2)ロールペンケースを手作りする:試行錯誤しながら、デザインを改善する
前回、「ロールペンケースを手作りしよう!」と思い立ち、まずは試作品を2つ作ってみました: でもデザインが、いまいち気に入らなかった・・・。 なので、気に入らなかった部分を工夫・改善して、リベンジ〜〜!! 試作品3:ヒモの先端に、包みボタンを...

 

(3)ロールペンケースを手作りする:家紋柄の切り紙をする為の道具入れ用につくる
前回、ロールペンケースの試作品を、たくさん作りました。 アイディアをどんどん改善して、試行錯誤の末、だんだんと使いやすいデザインになっていきました。 家紋を切り紙する時に使う、道具入れを作る さて、今回は、 「家紋柄の切り紙する時に使う道具...

↑上の「道具入れ」は、

↓下のような「家紋柄の切り紙」を作るときに使います:

江戸時代の家紋を切り紙したよ / Paper cutouts - Japanese family crests
私、江戸時代の家紋のデザインが大好きなんです! このブログのファビコン(←サイトアドレス欄に「yokokawabata.com」と、タイプすると、左側に出るシンボルマーク)は、自分で作った家紋の切り紙なんです。(うふふ) ジャーン、これです...

 

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