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(2)ロールペンケースを手作りする:試行錯誤しながら、デザインを改善する

アート&クラフト

◎オーストラリアのメルボルンで、虹織り(虹色の手織り)アート作品を創造してる陽子です。

◎Rainbow Weaving Art | Melbourne | Award-winning textile artist

▼ 虹織りアートワークショップ – 撮影 Shion Zion ▼
▼ 虹織りアートを創作中 – 撮影 Shion Zion ▼

前回、「ロールペンケースを手作りしよう!」と思い立ち、まずは試作品を2つ作ってみました:

(1)ロールペンケースを手作りする:いろんなアイディアを練ってみる
シドニーの、デザイン学校「Design Centre Enmore, Sydney TAFE」で、インテリアデザインを学んでますが・・・。 細々とした道具を入れる、ペンケースが欲しいんです。 授業中に使う、鉛筆、インクペン、シャープペン、シ...

でもデザインが、いまいち気に入らなかった・・・。

なので、気に入らなかった部分を工夫・改善して、リベンジ〜〜!!

 

試作品3:ヒモの先端に、包みボタンをつける

《試作品3》で、工夫した点

・太めのペンでも楽々出し入れ出来るように、ペンを入れるポケット幅に、ゆとりをもたせました。

・長めの定規や、長めのペンも楽に収納できるように、ロールペンケースの縦の長さにゆとりを持たせました。

・シャープペンシルの替え芯や、太めのカッターナイフも収納できる、太めのポケットを2つ付けました。

試作品4:ブルーのリネン生地に、刺繍してみる

《試作品4》で、工夫した点

試作品第3号は、赤い水玉模様のコットン生地でしたが、リネン生地で作ったらどうなるかな〜と実験してみました。

リネン生地は、手触りがザラザラした感じで好き。

たさ、コットン生地と比べて、縫う時にのが、ちょっと難しかったかな。

試作品5:「昭和なモダン柄」で作ってみる

《試作品5》で、工夫した点

この柄、デザイン学校の、オーストラリア人のクラスメートたちから、大人気でした。クラスに2人いた、日本人のクラスメートからも、人気が高かったです。

裏布に、ダイソーで購入した、グレーのフェルトを使いました。外布の「昭和モダン柄」とも、色の組み合わせが綺麗で、私のお気に入りになりました。

試作品6:麻の葉模様の、ちりめん生地で作る

《試作品6》で、工夫した点

前回の《試作品5》で、和柄の布地を使ったら、オーストラリア人にも日本人にも人気だったので、今回も和柄の布地を使ってみました。

裏布のフェルトは、外布の華やかな柄と喧嘩しないように、黒にしてみました。

これも、デザイン学校のクラスメートに人気でした。

試作品7:お寿司屋さんで見かける「魚へん」の漢字の布

 

《試作品7》で、工夫した点

これまでの試作品の、「ヒモの先にくるみボタンをつけるデザイン」は、コロンとした、くるみボタンが可愛くて気に入ってました。本体の布に、ぴったり似合う色のくるみボタンの組み合わせを考えるのも楽しかったし。

でも・・・・

くるみボタンが裏返しになると、裏は、単なる銀色のアルミの金属です。可愛くも、なんともありません。

ロールペンケースをクルクルと巻いた後、くるみボタンの可愛い側がこちらを向くように、わざわざ気を使うのが面倒臭く感じました。

なので、裏表を気にせず、クルクルっと巻けるアイディアを模索し、出来たのがこれ!

あと、これまでは、ヒモ部分は、布を細長くカットし、4つ折りにアイロンをかけて、ミシンで縫ってました。結構、時間がかかるんですよね、この作業。でも、ロープで代用したら、いちいち縫う手間がなく、早くて楽チンでした。

試作品8:お相撲さん柄の手ぬぐいでロールペンケース

《試作品8》で、工夫した点

前回の《試作品7》で工夫した、「ロープの先に、ウッドビーズをつける」アイディアは、裏表を気にせず、クルクルっと素早く巻いて収納が出来るので、すごく使いやすかった。なので、今回も同じように作りました。

外布は、お相撲さん柄が、白地に黒の線で描いてあるデザイン。裏布は、グレーのフェルト。全体的にモノクロなので、ロープは赤にしてみました。

試作品のロールペンケースたち、いろいろ

ロールペンケースをいくつも作り、実際に自分で使ってみることによって、より使いやすいように、アイディアを改善することができました。

ただ、こうして全部並べてみると、「赤い水玉模様」、「ブルーの無地のリネン生地に刺繍してあったり」、「和柄」だったりと、全体としてのテーマの統一感に欠けるような・・・。

もし販売するなら、例えば「和柄」と決めたら、「和柄の色違い」を作ると、統一感が出て、選ぶ側も、より楽しいかも。

「無地柄のリネン生地に、ミシンで刺繍する」デザインも、色違いで、いろんな色のリネン生地で作ると、選ぶお客さんも楽しいと思うな。

ロールペンケース作り(まとめ)

デザインのクラスで、いろんな種類のペンやペンシルを使いますが・・・。

このロールペンケースだと、中身が一目瞭然で使いやすいです。

デリケートなペンを運ぶのにも適しています。私はインテリアデザインの、家の見取り図を手書きする時、0.3mmのシャープペンを使います(下の写真)。

このシャープペンは、先が細いので、ペン先が折れやすくて・・・。

同じペンを使ってたクラスメートは、このシャープペンを、「一般的なファスナー式のペンケース」に入れて持ち運んでいたそう。

すると、ペン先が折れ曲がってしまったそうです!

先っぽが折れ曲がってしまったら、シャープペンの芯も出てこないし、使い物にならなくなってしまったと。「安くないペンだけに、めちゃめちゃショックだった」と、嘆いてました。

でも、このロールペンケースなら、複数のペンをロール状に巻くデザインなので、折れ曲がる心配も無し!!絶対に大丈夫!

クラスメート達からは「まるで着物に帯をしめたみたいなデザインねー!」「私・僕も作って欲しい!」と、大人気でした〜!

ロールペンケース、もっと改善!

私は、趣味で、家紋柄の切り紙が好きなのですが・・・。

その時に使う道具類を、まとめて入れておく「道具入れ」があれば便利だろうなぁーと思いました。

道具にぴったり合うサイズのモノが欲しかったので、「じゃあ、道具の大きさに合わせて、ロールペンケースを作ってしまおう!」と、思いました。

 

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