Etsyでハンドメイド作品を販売する人にお得な情報!
この方法でやると、40商品を無料で出品できます。
シドニーでハンドメイド作品を作ってるお友達に教えてあげたら、すごく喜ばれました♪
*Etsyでハンドメイド作品を販売するなら、40商品分の無料出品ポイントをもらってからがオススメです♪ 仕組みについて、こちらで読めます:
https://yokokawabata.com/etsy-40free/
さて、シドニーのDesign Centre Enmore, Sydney TAFEというデザイン学校に2年間通ってた私です。この学校では膨大な課題提出に追われて、本当に大変なことで有名(私も徹夜を何度したか数え切れません。涙)2015年11月に無事卒業し、ようやく時間が出来たので大好きなソーイングを沢山してます。
「2016年は年明けすぐにオンラインショップをスタートさせるぞ!」と決めてた矢先のことでした。
嬉しいと共に、「さて、どっから手をつけたらいいのやら・・」と焦る私。これまでシドニーで2回、マーケット出店しましたが、オンラインショップはまだありません。(@_@) パチクリ
Etsyですでに出店してる友人(メルボルン在住の日本人・カナダ在住のカナダ人)はいたけど、私は疑いの目で見てました。だって、ネット情報で悪い噂を聞いてました。
Etsyは、自分でハンドメイドした作品以外のものも販売が可能になった。
Etsyでは、他のショップと値段で比較され、結局安い商品が売れるので、値崩れが起こり、多売薄利になりやすい。
Etsyなどのマーケットプレイスではなく、個人のホームページのショッピングカートで販売する方が良い。
・・・などなど。
私が今、日本に住んでいたなら、色んなサイトで沢山の人がオススメしてる「カラーミーショップ」を使いたい。でもね、日本国外に住んでる人は色々と制限があるの。カラーミーショップを使うことは可能だけど、日本に銀行口座がないとダメなのね。(と言うことは、商品代金は日本円で、日本の銀行口座に振り込まれるということね)BASEやStore.jpだと、無料でショップがオープン出来るようだし、商品も無制限でリストアップ出来るよう。(日本は便利だなぁ・・・)
日本には、minne、 creema、 iichiなど魅力的なマーケットプレイスも多く、うらやましい。「お気に入り」で選んだ作家さんの新しい作品がアップされると、定期的にお知らせもきて、便利な機能が満載。(日本はさすが・・・)
でも、上のマーケットプレイスのほとんどは、「日本国内に住む日本人向け」なんだよね。
海外に住んでる日本人が、海外(または日本)に住む人に販売するようには作られていない。私みたいに、オーストラリアに住んでいる人は使えない。
と、そんな時、ジュケムカートという日本のマーケットプレイスを発見。ここはカラーミーショップの姉妹店で同じ会社が経営してる。問い合わせすると、当初は「海外在住の日本人が、海外及び日本の顧客向けに販売出来るサイト」だったそう。でも、「会社の都合で、今は新規販売者の申し込みは受け付けていない。次の申し込み時期も未定」とのこと。(ガクっ)何かトラブルがあったのかしら?
こんな感じで、「自分がお客さんだったら、こんな機能があったら買い物しやすいだろうな」という機能がついてるネットショップをリサーチ。
個人的には、Jimdoが自分には一番合ってるかなと思う。JimdoFreeなら、無料で好きな期間使えるし、まず試験的にこれを使うのもいいかなーと思う。無料の間は自分のドメイン名はもらえないし、商品も5点までしかアップ出来ないから、少し使ってみて良かったらJimdoProに乗り換えるといいなーと思う。 JimdoProは毎月AU$7.50ぐらいの低料金で、ウエブ解析など必要な機能が一通り使えるようなので。
Wixのレイアウトやビジュアル見せ方の美しさにも魅かれるし、2言語でサイトを作ることも簡単そう。けど、オンラインショップとしての機能面では、他に劣るそう。
Shopifyは、現在あるネットショップの中では多分一番良さそう。どのレビューを読んでも、1番良いと書いてあるとこがほとんど。2言語でサイトを作ることも簡単に出来るよう。無料で試せるのは2週間ぐらいだけ。その後は商品が売れようが売れなかろうが、毎月の料金が発生する。 毎月$20ぐらいの料金なので良心的な料金設定だとは思う。もう少し、自分のお店が軌道に乗ってきたら、ここも試してみたいな。
1週間程、朝から晩までパソコンの前に延々と座って、山ほどの情報を検索しまくった結果感じたことは、まずはEtsyでオンラインショップに慣れてから、自分のホームページを契約してもいいかなと。Etsyなら毎月のサイト使用料金も不要だし、作品のアップロードも無制限で出来るから。(・・・つうか、結局Etsyでやるんなら、あの1週間かけてやった膨大なリサーチは何だったの?って感じだけど・・)
早速、Etsyでのショップをセットアップ開始。ここでは、そのプロセスを自分への覚書を兼ねてアップしてます。
注意:私がEtsyショップをオープンした時は、「40商品分の無料出品ポイント」のことを知らなかったので、普通にEtsyサイトから新規オープンしちゃったので、出品料は有料でした(涙)。このブログを読んでる方は、下の紹介リンクを使って、お得な40商品の無料出品ポイントもらってくださいねー!
http://etsy.me/2urit0C
Etsyのショップ設定のやり方です
1)Etsyショップに登録
下の紹介リンクから登録します。
http://etsy.me/2urit0C
*Etsyでハンドメイド作品を販売するなら、40商品分の無料出品ポイントをもらってからがオススメです♪ 仕組みについて、こちらで読めます:
2)表記される言語の選択をする
3)有料で出品する時は、費用の案内が出ます
1商品の出品料はAU$0.28です。
私は、これを支払ってショップをオープンしました(汗)。
あ、でも、このブログを読んでる皆さんは、次のリンクから40商品を無料で出品してね:
http://etsy.me/2urit0C
4)ペイパルアカウントをオープンする案内が出る
5)上記の水色部分「eligible for Direct Checkout」をクリック
クリックしたら、下記案内が出ました(Australiaの下にも、他の国名が出てたけど、ここでは省略してます)。
6)「ペイパルをスタートする為に」の案内が出ました
私は、既に「Paypal Personal accounts」を持ってました。これは、日本の通販ショップからお買い物する時に使いました。「Paypal Personal accounts」のセットアップ作業自体はすごく簡単。誰でも簡単にアカウント作れます。(でも、操作が簡単だから、誰でもすぐにペイパルアカウントを作るか・・・が問題なのです。ちょっとの手間とは言え、普段Amazonや楽天で、簡単にクレジットカードで買い物してるお客さんにとっては、すごく面倒臭い作業に思えるのです)
でも、このEtsyの設定をする時点で、私は「Paypal Business account」は、まだ持っていませんでした。なので、すぐに作りました♪
Etsyでショップオーナーになり、ハンドメイド作品を販売する場合は、「Paypal Business account」を持っていた方が有利です。理由は、これがないと、ペイパルアカウントを持ってないお客さんが、クレジットカードで、気軽に素早くEtsy商品を購入出来ないからです。
私(ショップオーナー)が、「Paypal Personal accounts」しか持っていないと、どうなるか説明しますね。
*「Paypal Personal accounts」を持ってるお客さんは、私のEtsyショップで買い物をする場合、Paypal で支払うことになります。
*「Paypal Personal accounts」を持ってないお客さんが、私のEtsy商品を買う為には、お客さんがをまず「Paypal Personal accounts」を作らなくてはいけません。
以前ね、私自身が、「日本の会社からの商品を購入したいけど、その会社はクレジットカードの取り扱いが無い。だから、まず自分で「Paypal Personal accounts」を作り、ペイパルで支払わないとダメ」という状況に置かれたことがありました。
ペイパルアカウントは2、3分で作れます。本当に簡単。でもね、「次にまた使うことがあるかなぁー」と思うなかで、新規のペイパルアカウントを作るのは、はっきり言って超面倒臭かった。「うざいなぁー、もう!クレジットカードで、パパッと支払えたらな」と思いながら渋々の作業でした。
なので、自分の商品を買いたいと思うお客さんには、そういう思いをして欲しくない。クレジットカードだけで支払いが可能なオプションを作ってあげたいと思う。でそれが、Etsyの「Direct checkout」という仕組みなんです。
(例えば、名の知れたブランド商品で、自分が喉から手が出るほど欲しい商品なら、面倒臭いペイパルアカウントの設定も喜んでやるかも知れません。でも、名の知れてない、会ったこともない、どこの誰かもよく分からない人の商品をEtsyで見かけたからといって、わざわざペイパルアカウントまで作って買う人がいるかという話なんです。私なら、「げっ、面倒臭いな。じゃ、似たような商品を作ってる別の人のショップからクレジットカードで買おうっと」と、すぐに諦めちゃう氣がする)
7)ペイパル画面でBusiness accountを作る
私のように個人でハンドメイド作品作って販売しようという人は「Solo trader」です。その場合は「Australian Business Number」(通称ABNと呼ばれます)が必要。
8)Australian Business Number(ABN)を申請する
私は、以前フリーランスライターの仕事してた時、ABN持ってました。でも、フルタイムの仕事が決まり、忙しくなってライターの仕事を中断してたら、以前持っていたABNがキャンセルされてしまった。
なので再度アプライすることに。 オンラインで申し込んだ方が、手続きが早いようです。
*Australian GovernmentのAustralian Business Resisterの画面で申請します。リンクを貼り付けておくね:
https://abr.gov.au/For-Business,-Super-funds—Charities/Applying-for-an-ABN/
9)ABNの申し込みが終了
Reference Numberをもらいました。
ABNが発行されるまでに、最長で28日間かかるとのこと。
10)ABNが発行されたらPayPalでBusiness Accountに申し込む
申し込んでから、最長で4週間ぐらいかかると書いてあったかな。
11)PayPalでBusiness Account取得後、Etsyで詳細を記入
おつかれさまー!!
ここまで終了したら、晴れてお客さんにクレジットカードでお買い物を楽しんでもらえます!
このプロセスが終了するまでは、すでにPayPalアカウントを持ってるお客さん(または今回のお買い物の為に新規でアカウントを作るお客さん)のみが、私のEtsyショップでお買い物が出来るようです。
これ以降は、誰でも自由にクレジットカードでお買い物してもらえます。
12)Etsyのショップに、自分の商品写真をアップロード
私のEtsyショップのセットアップは、まだまだこれから。
でも試しに商品写真を1つだけ載せてみました。この写真は素人っぽいので、これから見栄えの良い写真に差し替える予定。
レフ板やトライポッドを使って、綺麗な写真を撮影します。現物の商品を手に取ることが出来ないオンラインショップでは、写真が命!
13)オーストラリアの銀行で、ハンドメイド販売用のビジネス銀行口座を新たに作る
今までは、自分の個人用銀行口座からのお金で、ハンドメイド作成用の材料費などを買ってきました。
ハンドメイド商品を作成したり販売したりに必要な「布、パーツ類、マーケット出店費、そこまでの交通費など、ソーイングの書籍」も、「食料品の買い出し」も、みーんな、この同じ銀行口座からのお金を使っていました。
今回、ABNを申請したので、来年はタックスの申告の時、ハンドメイド作品を販売して儲けた収入を申告する義務があります。
その代りに、作品を作る為にかかる経費も申告出来るようになります。タックス申告の時に、ハンドメイド商品を販売した時の収支の仕分けがしやすいように、今から銀行口座を分けておいた方が賢明だなと判断しました。これからは、このハンドメイド用の銀行口座のお金を使って、作品作りに必要な物を「経費」を購入することになります。
14)銀行に行く前に調べておくこと
ビジネス用の銀行口座を新しく儲ける際には、ABNの書類を持って行った方が良さそうです。2度手間になるのは嫌なので、ABNの書類が郵送されてくるまで待つことにしました。
さて、ABNに応募して1週間が経ちますが、まだ書類は来ません。(うーん、さすがオーストラリア!やたら時間がかかります!)
まとめ:Etsyについて
EtsyではPayPalでお客さんから商品代金を受け取ることも出来ますが、 「Etsy Direct Payment」オプションを使えばクレジットカードの支払いにも対応出来ます。
お客さんにとっては、PayPalだけじゃなく、クレジットカードでも支払いが出来た方が便利です。
おまけ1) マーケット出店の時に、スマホにカードリーダーをつける
おまけ2) Etsy Direct Checkoutの料金
オーストラリア国内からのオーダーなら「3%+AU$0.25」です。
オーストラリア以外の国からのオーダーなら「4%+AU$0.25」です。
これを高いと思うか、安いと思うかですが。
Etsy Direct Checkoutを使用せずに、ペイパルだけで購入してもらえたら、この分の手数料を浮かせることが出来ます。だけど、自分の商品を買うためだけに、これまでペイパルアカウントを作ったことのなかった人が、わざわざアカウントを作ってくれるかどうか・・・。
おまけ3)地元のお店・ギャラリーで委託販売、マーケット出店
*委託販売:この時にお店に支払う料金って、結構高いです。もちろんお店によりますが。毎月、売れても売れなくても料金を払わないといけないし。お店のスタッフさん側からすると、かなり手間のかかる作業なので仕方ないのかな。
*マーケット出店:例えば3mx3m(もっと狭いマーケットもある)の場所を借りて商品を販売します。シドニーで出店する時は、$80や、$100以上のところもありました。ハンドメイド仲間とストールをシェアしてもOKなマーケットでは、友達と場所を半分こにし、料金も割り勘にしました。メルボルンでは、$40のマーケットもあるよう。今度、試してみます。
上の金額と比べたら、Etsyは良心的な金額です。 特に、新規オープンする時、「40商品分の出品料金を無料」にしたら、まさに無料でお店がオープンできますよ。リスクの少ない方法です。
おまけ4)Etsyのカスタマーサービスの連絡先
おまけ5)Etsyの人気作家さんからのアドバイス
おまけ6)Etsyに掲載する写真のサイズ
●Etsyでハンドメイド作品を販売する時に、《40商品分の無料出品ポイントをもらう》方法を写真入りで紹介してます:
コメント Leave your feedbacks
はじめまして。突然のメッセージすみません。ようこさんのサイトを見てメッセージしました。
今回、Etsy に私の作ったものを出品しようと思い色々調べていたら、ようこさんのサイトにたどり着きました。
私はシドニーに住んでいます。
今まで委託販売みたいなようなことをしていたのですが、お世話になっていたお店がクローズしてしまうことになり、どうしよう??と考えていて、前々から興味はあったのですが、なかなか手を出せなかったEtsy に!と決めて見たのですが。。。。
日本でのサイト、base,minneは使ってみましたがなかなか売れ行きが伸びず、オーストラリアで販売して見るのもいいかな⁉️と思ったりして。
まず、出品料が無料になる?ようこさんとお友達になって色々お話聞いてみようかな?とメッセージした次第です。
お忙しいとは思いますが、お返事いただけたらなぁと思います。
よろしくお願いいたします。
さちこさん、ご質問ありがと〜う! メッセージもらえて、うれしいです!(*´∀`)♪
さちこさんもハンドメイドがお好きなのですね! 委託販売もされていて、すばらしい! ものづくりって、本当に楽しいですよね♪
ちなみに、日本のbaseやminneは、日本にいた時に使っていたのかな? それとも、オーストラリアで?(数年前に、私がまだシドニーに住んでいた頃、オーストラリア在住でも使えるかと問い合わせしたら、ダメだったような記憶があるので・・・。ひょっとして、最近、方針が変わって、外国在住でも使えるようになったのかしら?)
さて、Etsyで40商品分の無料出品ポイントをもらえる話は、本当です。(≧∀≦)
初めてオンラインショップを開く人は、すでにEtsyアカウントを持ってる誰かの紹介リンクから登録すると、そのご本人さんと、紹介者の両方がEtsyの40商品分の無料出品ポイントをもらえるのです。
私は、その仕組みを知らずに、初回の時、有料で出品しちゃったの。あとで無料の仕組みを知って、ちょっと、くやしかった〜。そういう理由で、これからEtsyショップを開く人は、リスクなしで、無料でショップをオープンして、得して欲しいなと思い、ブログでその仕組みを紹介してます。
*Etsyで、40商品分の無料出品ポイントをもらう仕組みについて、こちらで詳細を書いてます:
https://yokokawabata.com/etsy-40free/
*そして、40商品の無料出品料をもらうなら、下のリンクから登録すると良いです!:
http://etsy.me/2urit0C
・・・と、ここまで書いてみましたが。
実の場合は、《Etsyで、見知らぬお客さんからオンラインで商品を買ってもらう》よりも、別の方法で注文が入ることが多いです。
私は、リネンやシルクなど、天然素材を使った洋服を手作りするのが大好きですなのですね。洋服が縫い上がると、着心地は快適だし、自分の肌色に合う明るい色を着ると、氣分もアゲアゲで。とってもうれしくなります! (≧∀≦)
その出来上がった洋服を着て、職場に「ルンルン♪」と、ハッピー氣分で働きに行くと・・・。その洋服を見た、職場同僚のオージー女性から、「うわぁ、素敵! 私にも作って〜♪」と、オーダーが入ったりします。
また、出来上がったばかりのリネンの洋服を着てハッピーな写真を、主人に撮ってもらったりするんですね。ブログに載せたり、Facebookにアップして。「見て、見て〜! できあがったよ〜!」と、友人知人に報告すると、またオーダーが入ります。
あとは、私、和柄の布も大好きでね。「和柄の布 x 無地の明るい布地」を組み合わせ、エコバッグや小物ポーチを作ったりもします。あと、万年筆が大好きなので、万年筆を持ち歩くためのペンケースなどを作ったりもするんですね。自分用に作るので、納得がいくまで、何度も何度も工夫改善して、本当に大好きなものを、とことん作ります。試行錯誤の末に、ようやく満足のモノができあがると、本当にうれしくてね。
そして、こういうのを職場で実際に使ってると、同僚から、「私にも作って〜♪」と、またオーダーが入ります。ブログやFacebookに写真をアップすると、それを見た知人・友人からも、またオーダーが入ります。
私は、文章を書くのも大好きなんですね。ブログを書くのは、本当に楽しくて楽しくて! 書くネタが浮かばないとか、書くの難しいとか、思ったことがありません。
もしかすると、そうやって自分が大好きなコトや得意なコトを、出し惜しみせず、損得勘定をせず、とことん《自分のためにやる》と、そのハッピーな波動が周りに伝わって、オーダーも入るのかしら、と思うこのごろ。
そして、今度は、《オーダーをくださった方の為に、出し惜しみせず、頭で損得勘定せずに、とことんやる》と、愛が循環するようにできてるのかしら、とも思います。
最近読んだ本で、すごく良い本があったので、ご紹介させてくださいね。江上剛(えがみごう)さんの著書「家電の神様」です。大手家電メーカーをリストラされた主人公男性「轟雷太」が、実家の母が経営する店を継ぐ決意をします。その店は、昔ながらの地域密着型の「街の電器屋さん」。でも、近所の大手家電量販店に客を奪われ、経営は風前の灯というお話。
「近所の大手家電量販店」は、商品数の豊富さと、大安売りで、「街の電器屋さん」を、窮地に追い込んでいきます。「街の電器屋さん」は、「このままでは、店が潰れる!」と恐怖に陥り、「大手家電量販店」よりも安い価格で、より多くのお客さんを呼び込み、価格で競争しようとします。でも、商品が売れれば売れるほど、赤字になります。「街の電器屋さん」は、価格競争では、大手家電量販店には勝てないことを、失敗から学びます。
そんな時に、白いヒゲの老人《家電の神様》が現れ、「街の電器屋さん」にアドバイス。そして、「街の電器屋さん」は、「自分達にないもの」で対抗するのではダメだと実感。そして、「地域密着型の、街の電器屋さんならではの強み」を活かすアイディアを思いつき、行動にうつしていきます。するとお客さんにも喜ばれ、街の電器屋さんは、どんどん勢いを盛り返していきます。物語の最後は、あっと驚くどんでん返しで、「そう来たか!?」という感じでした。
この「大手家電量販店」VS「街の電器屋さん」の構図が、まるで、「ダイソー(またはユニクロやZARA)」VS「ハンドメイド作品を作る私」と重なって、すごーく目からウロコでした。
例えば、ダイソーやユニクロには、中国やカンボジアで安く大量生産された商品がたくさんあるじゃないですか? ダイソーに行けば、たったのAU$2.80で、和柄でかわいいペンケースや、トートバッグ、小物ポーチなども買えてしまう。ユニクロでも「ええー!こんな安い値段で、こんな凝ったデザインのワンピースが買えちゃうの?! 私が自分の大好きなリネン素材で同じような洋服を作ったら、材料費だけでこの商品金額をオーバーしちゃうんだけど〜!」と驚きです。
そして、「巨人のダイソーやユニクロ」と、「ありんこの私」を比べて、「私がハンドメイド作品を作って、売る意味あるんかな?」と思い悩んだことがあります。何度も。
どう考えても、ダイソーやユニクロと値段で勝負したら負ける。ダイソーやユニクロは布を大量に仕入れて、原価を安くできる。中国やカンボジアなど、人件費が安い国で大量に作ってるから、販売価格も安くできる。しかも、結構な高品質だし・・・。そんな巨人の安売り競争と張り合っても、一人でコツコツものづくりしてる私に、勝ち目はありません。
江上剛さんの著書「家電の神様」は、家電を売る話ですが、「巨大な大手家電量販店」と「個人経営のこじんまりとした、街の電器屋さん」の構図を、「ダイソーやユニクロなどの巨大企業」と「ハンドメイド作家」という感じで、自分の例に置き換えて読むと、学べることがたくさんあります。もし「ピン!」ときたら、読んでみて欲しいな♪
他にも、ご質問あれば、いつでもどうぞ〜♪ (*´∀`)♪