オーストラリアと言えば、ひつじ!
メルボルンのGeelong地区に、「National Wool Museum」(国立ウールミュージアム)があると聞きました。
行ったことがある人によると、展示会場はかなり大規模で見どころたっぷりだそう。
そして、なんと!
このミュージアムは、2018年12月21日で30周年を迎えるそう。 その記念に、その日のみ入場料無料でした。羊ちゃんの毛刈りも見れるらしい。楽しみ〜!
ウールミュージアム内のおみやげ屋さん
建物の中に一歩足を踏み入れると、おみやげ屋さんになっています。ウールミュージアムだけに、羊や羊毛から作られた商品が所狭しと並びます。
このおみやげ屋さんだけを見るなら、入場料は不要です。
ウールミュージアムだから、羊毛製品しかおいてないかと思いきや、いきなり例外を発見!(笑)
この手袋は、「ポッサムの毛皮と、メリノウールの内側の毛で作られてる」と書いてあります。
ポッサムと言えば、オーストラリアでよく見かける夜行性の動物です。猫とキツネのミックスみたいなキュートな見た目。
でも野生の動物なので、飼い猫とは違います。爪はシャープで、特に子供連れのポッサムは子を守るために、どう猛にもなるらしい。なので「かわい〜!」と餌をやったり、頭を撫でようとすると痛い目に合います。
ポッサムは、オーストラリア内では狩猟が禁じられています。お隣の国ニュージーランドには、もともとポッサムは住んでいなかったけれど、どういう訳だかポッサムが異常繁殖しているらしい。天敵もいないので、どんどん増えるし、その対策として、ポッサムを採って毛皮を利用してるそう。
だから、この手袋は多分、ニュージーランド産のポッサムの毛で編んでるんじゃないかな〜。
ウールミュージアムだけど、「まぁ、ポッサムもオッケー」ってあたりが、いい加減・・・じゃなくて、おおらかなオーストラリアっぽくていいです、はい。
真ん中のクマみたいな商品、一瞬、「くまモン?!」と思いましたが、違いました。(笑)
National Wool Museumにある、大きな織り機。高級ペルシャカーペットを織るための機械だそう。
ミュージアムの展示物:エリマキトカゲのコイン
ミュージアム内に、オーストラリアの記念コインが展示してありました。
「これが、噂のエリマキトカゲのコインかー?!」と思わず撮影しちゃいました。
うちのオージー旦那ラッセル情報によると、このエリマキトカゲのコインが使われていた時期は、日本がバブル最盛期だった頃だそう。そして日本人観光客が、オーストラリアにワンサカと押し寄せたそう。
折しも日本では、エリマキトカゲの面白いTVコマーシャルが流行っていた時期だったらしく・・・。ワンサカと押し寄せた日本人観光客は、「いいオーストラリア土産になる!」とばかり、ワンサカとエリマキトカゲのコインを日本に持って帰ったそう。
そのおかげで、オーストラリア国内では、このエリマキトカゲの絵柄がついたコインだけが品薄になり、困った事態に陥ったそう。そんないわくつきのエリマキトカゲのコインを見れて、感動しましたよー!
ミュージアムの展示物:でっかい織り機
とっても大きな織り機! これだけの縦糸をセットアップするの、大変な作業だろうなー!
おじさんスタッフさんが、機械を実際に動かして、織る様子を見せてくれました!いつ行っても実演してくれるのか、この日だけ30周年記念の特別サービスだったのかはわからないけど・・。
ひつじの毛刈り実演
毛刈りが終わり、スッキリサッパリのひつじちゃん。 毛刈りの最中、結構暴れるのかと想像してたけど、意外や意外! 最初っから、すごいおとなしいの。「なすがまま」って感じで。
このひつじさん、あまりにも抵抗しなさすぎ・・・。毛刈り職人さんに身体をダラーンともたれ掛けて、ゆだねちゃってるの。
見学してた子供たちが、「そのひつじ、死んでるの?」と質問してね。毛刈り職人さんが苦笑する場面も!(笑)
あと、「その、ひつじの名前は?」と聞いてた子供もいたな。毛刈り職人さんは、「うちの牧場には、沢山のひつじがいるから、名前つけきれないよー!だから、名前はないの。でも、名前つけてみる?lamb chop (ラムチョップ)とか、どうかな?ガッハハハ〜〜」と答えてた。
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(Lambチョップのジョーク、私は、顔が引きつってしまったが・・・。こんな、かわゆ〜いひつじさんを見ちゃったら、食べるなん想像できな〜い!)
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毛刈りが終わった後、「ひつじを、撫でていいよ〜」と言われた子供たちは、大喜びで、なでなで!(私もしたよ〜〜‼️)
もう、めっちゃ、かわゆ〜い‼️ひつじ、飼いたい〜〜!
うちのオージー旦那ラッセルによると・・・。彼が10歳ぐらいまでの頃は、裏庭でひつじを飼ってた家庭が、結構オーストラリアにいたそう。ひつじが、芝生や雑草を食べてくれるので、草刈りをする手間が省けるからだそう。
毛を刈ったばかりのひつじの身体は、「ぬちょ〜〜っ」と脂っこかった。刈りたての羊毛の25%は、脂分なんだとさ。これが「リノレン」という、ひつじから採れるクリームになるそう。皮膚炎に効くらしい。
ひつじを触った後、手が脂っこくなった。臭いも強烈!
・・・と言うのもね。ひつじの毛刈りは12ヶ月置きだから。人間も12ヶ月間シャワー浴びずに野外で暮らしたら、こんな風に脂っこく臭くなるかしら?
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