あなたの才能、何か知ってますか?
自分の才能って、何?
自分のミッションは、何?
そんな風に思ったこと、ありませんか?
私のシドニーの友人で、マッサージセラピストのしょうじさんという人がいます。才能にあふれ、大好きな仕事で大成功している方です。しょうじさんについての詳細はこちらで紹介してます:
しょうじさんに、お話を聞いてみると・・・
僕は、つらく苦しいことを乗り越えて、成功にたどり着いたという感じじゃないんですよね。
僕は、マッサージをして、人に喜んでもらえるのが、すごくうれしくてね。だから自分の得意なことをどんどんやっていたら、氣づいたら、今の状態になってたという感じで。
すごーく苦労して大変だった、という感じではないんです。
ふむふむ・・・♪(´ε` )
私の大好きなアーティスト「Lily Wisteria」さんも、才能とはこんなことだと語ってます:
あなたにとって楽々できてしまうこと、楽しくて仕方ないこととして、あなたの中に現れます。
出典:Lily Wisteriaメルマガ:続・宇宙の秘密365 394日目 自分の中に答えがある
誰でも、何かしら、人から「あなたって、才能あるね〜」と感動されたり、驚かれたりすることって、1つか2つぐらいあると思うんです。
例えば・・・
「うわぁ!運動神経、抜群だよね〜」
「へー、ミシンで上手に洋服縫えるんだねぇ!手先が器用なんだね!」
「すげー!歌、うまーい!」
「冷蔵庫の中の残りもので、パパッ美味しい料理を作れるってすごーい!」
などなど・・・
ただ、《自分には簡単にできてしまうので、当たり前》と思い、自分ではそのすごい才能に氣づいてないこともあるんじゃないかな?
マルチプルインテリジェンスについて知る
さて、私、シドニーで、日本語教育シンポジウム「シドニーでのバイリンガル・バイカルチャー教育と子育て」に参加してきました。
開催場所は、シドニーのセントラル駅近くにあるCentral Park Sydneyビル内のJapan Foundation Sydney。
シンポジウムで、MI理論についての説明がチラッとありました。とても面白かったので、家に帰ってきてから、MI理論について調べてみました。
MI理論とは?
MI理論とは、1983年にハーバード大学教授・認知科学者のHoward Gardner(ハワード・ガードナー)氏によって提唱された「Multiple Intelligences Theory」のこと。
日本語では、MI理論、多重知能、多元的知性、マルチプルインテリジェンスなどと呼ばれているようです。
「人間は誰しも複数(現在は8つ)の知能を持っている。長所やプロフィールが個人によって違うように、人によってある知能が強かったり、ある知能が弱かったりする」という考え方です。
詳しくは、こちらで見れます:
これが、8つの知能です!
まずは、8つの知能の違いについてです。
(もっと詳しい説明は、下へスクロールして読んでね)
(1)身体・運動的知能
●Bodily-Kinesthetic intelligence (Body-smart).
●身体を動かしたり、ものを作る能力。
●身体全体や指先などを使う力。
(2)視覚・空間的知能
●Visual-Spatial intelligence (Visual-smart).
●絵や方向感覚などの能力。
●絵、イメージ、空間を使う力。
(3)博物学的知能
●Naturalistic-Physical world intelligence (Nature-smart).
●パターンを認識し区別する能力。
(4)内省的知能
●Intra-personal intelligence (Self smart).
●自分の特徴を理解したり、目標を立てたりする力。
(5)対人・人間関係的知能
●Interpersonal-Social intelligence (People smart).
●他者と意思疎通を図り協調する能力。
●人の気持ちを理解したり、やりとりしたりする力。
(6)音楽・リズム的知能
●Musical-Rhythmic intelligence (Rhythm smart).
●歌やリズムに関する能力。音やリズムを扱う力。
(7)言語・語学的知能
●Verbal-Linguistic intelligence (Word-smart).
●文章を書いたり話す能力。
●話す・書くなど言葉を扱う力。
(8)論理・数学的的知能
●Logical-Mathmatic intelligence (Number-smart).
●数字や論理思考に関わる能力。
●計算、予測、分析などの力。
自分が気づいていない、知能のバランスを調べてみよう!
簡単な質問に答えて「自分が気づいていない知能のバランス」を調べられます。
下のリンクの一番下に、アンケートがあります:
http://www.nichinoken.co.jp/np5/nnk/multiple_intelligences/mi/mi.html
所要時間は、3分ほどです。
私も試しにやってみましたー!
(ジャーン!)これが、私の知能のバランスです! (≧∀≦)
私は、「身体・運動的知能」、つまり「身体を動かしたり、ものを作る能力。身体全体や指先などを使う力」が、一番才能のある分野でした。
手先を使うアート&クラフト作品のものづくりや、体全体を使って舞台で表現するのが好きなので、納得です。
うちのオージー旦那ラッセルと、「あんたは、これやなぁ」と、お互いの知能タイプを当てっこしたら面白かったよ! (*´艸`) クスクス
さて、
8つのそれぞれの知能の特徴と、得意なことを詳しく調べてみました。
英文サイトで見つけた情報は、「8つの知能タイプに向いてる職業」についても書かれていたので、簡単な和訳を載せておきますね。
1)身体・運動的知能が高い人の特徴
●考えや気持ちを自分の体を使って表現したり、自分の手でものをつくったり、つくりかえたりする知能に優れている。
●手先を器用に使ったり、体を使って取り組んだりできる。
身体・運動的知能が高い人は、こんなことが好き
●動き回る。
●実際に触る。
●ボディランゲージを使う。
身体・運動的知能が高い人は、こんなことが得意
●一般的に、「運動神経が良い」「手先が器用」といわれるようなタイプ。
●登場する人物の特徴にかかわらず、登場人物になりきったり、授業で学んだことを家で実際にやってみたりすることも得意です。
英文サイトによると、身体・運動的知能が高い人は・・・
出典:http://www.braincorp.in/intelligence_activity.aspx##
●自分の考えや感情を表す時、手足とボディーランゲージをよく使う。
●歩いてる時、走ってる時、身体を使って何かしてる時、良いアイディアが浮かぶことが多い。
●新しいことを学ぶ時、ただ単に見たり聞いて学ぶのではなく、実際に体を動かして学ぶのが得意。
●適職は、俳優、武闘家、パフォーマー、ヨガのインストラクター、ダンサー、アスリート、彫刻家、ナース、シェフ、カイロプラクター、メカニック・技術者、デモンストレーター、ドライバー、スポーツ系、戦士、消防士、パフォーマンス・アーティスト、人間工学士、クラフト職人、鍼灸師、冒険家。
2)視覚・空間的知能が高い人の特徴
●空間および空間の中に含まれるものを的確に認識したり、その認識を自由に転換させたりすることができる知能に優れている。
●色・線・姿・形・距離・場所などの要素それぞれにも、またそれらを複合的に組み合わせたものにも敏感に反応することができる。
視覚・空間的知能が高い人は、こんなことが好き
●図や絵を描く。
●空想する。
●夢想する。
●組み立てる。
●設計する。
●絵やスライドや映画を見る。
視覚・空間的知能が高い人は、こんなことが得意
●図などを見た瞬間に、細部から全体までを映像としてとらえるので、「なぜそうなのか」と理由を聞いても、言葉で説明できないかもしれません。
●地図や図、グラフから気がつくこと、覚えることが多くあります。
英文サイトによると、視覚・空間的知能が高い人は・・・
出典:http://www.braincorp.in/intelligence_activity.aspx##
●アーティスティックなアクティビティーが好きで、想像力豊か。
●アート観賞、ペインティング、折り紙などが好き。
●本を読む時、文章より、絵や写真から学ぶことが得意。
●インテリアデザインの設計図を理解できる。
●適職は、ツアーガイド、インテリアデザイナー、都市デザイン、パイロット、キャプテン、建築家、写真家、絵描き、アニメーター、ホームページデザイナー、漫画家、イラストレーター。
3)内省的知能が高い人の特徴
●長所短所に関わらず、自分自身について正確に把握し、その上で行動を起こせる知能に優れてる。
●自分を尊重したり、律したり、大切にすることで、自分の行動スタイルをつくることができる。
内省的知能が高い人は、こんなことが好き
●自分の関心を追究する。自分のペースで行動する。
内省的知能が高い人は、こんなことが得意
●周りのことに気をとられずに、自分の活動を続けることがよくあります。
●興味や関心がわけば、自分から積極的に活動を進めることもあります。
英文サイトによると、内省的知能知能が高い人は・・・
出典:http://www.braincorp.in/intelligence_activity.aspx##
●自分で内観を出来る。
●自分の長所と短所をわきまえている。
●大勢の中にいるより、一人でいる方が好き。
●強い意志、個性の持ち主。高い自信。
●適職は、心理学者、牧師、教授、小説家、セラピスト、カウンセラー、自営業。
4)博物学的知能が高い人の特徴
●身の回りにあるさまざまな事象を認識し、違いや共通点を見つける知能に優れている。
●自然現象にとどまらず、分類する視点を自らつくり出したり、一度分類したものを違った視点で再分類してみたりすることができる。
博物学的知能が高い人は、こんなことが好き
●野外で動物と一緒にいる。地理を学ぶ。気象を学ぶ。
博物学的知能が高い人は、こんなことが得意
●いろいろな種類が混在している情報を、自分で視点を決めて分類できます。
●ほかの教科で学習した内容を、別の教科や日常生活に応用することがよくあります。
英文サイトによると、博物学的知能が高い人は・・・
出典:http://www.braincorp.in/intelligence_activity.aspx##
●動物園、水族館、農場、森など自然な場所が好き。
●違いを見分けるのが得意。
●適職は、獣医、動物学者、考古学者、植物博士、カントリー庭園デザイナー、天候の研究者、ドキュメンタリー映画のプロデューサー、環境の研究者、動物愛護団体。
5)対人・人間関係的知能が高い人の特徴
●他人の気持ちや感情、モチベーションなどを見分ける知能に優れてる。
●表情・声・ジェスチャーに反応したり、人間関係におけるさまざまな合図を読み取ったり、その合図に効果的に反応したりすることができる。
対人・人間関係的知能が高い人は、こんなことが好き
●たくさんの友人をつくる。
●たくさんの人と話す。
●グループに参加する。
対人・人間関係的知能が高い人は、こんなことが得意
●人の行動で自分に合うもの、必要としているものを見分けたり、人と話をしながら自分の考えを整理したりすることがよくあります。
●その子の発言や働きかけで、周囲が活性化することもあります。
英文サイトによると、視覚・空間的知能が高い人は・・・
出典:http://www.braincorp.in/intelligence_activity.aspx##
●相手が何を思っているのか察するのが得意。人の表情やボディーランゲージで、相手の気持ちや考えてることを察するのが得意。
●生まれ持ってのリーダーで、ソーシャルスキルや、人とうまくやっていくのが得意。チームで行動するのが好きで、個人で行動することや、一人でいるのが好きじゃない。
●問題があった時、自分自身で解決しようとするより、他の人に助けを求める。
●チームワークで問題解決をするのが得意。大勢の人がいる場所でも心地よく過ごせる。
●適職は、教育者、コーチ、メンター、校長、マネージャー、ナース、ソーシャルワーカー、政治家、カウンセラー、営業のエキスパート、人事の専門家、販売、イベントオーガナイザー、カスタマーサービスのマネージャー。
6)音楽・リズム的知能が高い人の特徴
●さまざまなメロディー・リズム・ピッチ・音質などを認識したり、識別したり、つくり出したり、表現したりする知能に優れてる。
●演奏したり、作曲したり、リズムをつくり出したり、リズムを再現したり、音程を聞き分けたりすることができる。
音楽・リズム的知能が高い人は、こんなことが好き
●歌う。
●ハミングする。
●音楽を聴く。
●楽器を演奏する。
●音楽に反応する。
音楽・リズム的知能が高い人は、こんなことが得意
●言葉の音の高低やリズム、音の数に敏感です。
●何かを覚えるときに無意識のうちに抑揚やリズムがついていることがよくあります。
●文章を書くと、自然と韻を踏んでいることがあります。
英文サイトによると、音楽・リズム的知能が高い人は・・・
出典:http://www.braincorp.in/intelligence_activity.aspx##
●歌を1、2回聞いただけで、正確に歌える。
●仕事や勉強の時に、音楽を聞いたり、鼻歌を歌うのが好き。
●適職は、オーケストラの指揮者、ミュージシャン、歌手、作曲家、DJ、ミュージック・プランナー、楽器ディーラー。
7)言語・語学的知能が高い人の特徴
●話をする、文字や文章を書くなど、言葉を効果的に使いこなす知能に優れている。
●言葉を使って人を説得したり、情報を記憶したりする知能。
●言語の配列や構造・音・意味・言葉の特質を巧みに使いこなすことができる。
言語・語学的知能が高い人は、こんなことが好き
●文字や文章で書かれたものを読む。
●文字や文章を書く。
●話をする。
言語・語学的知能が高い人は、こんなことが得意
●植物の名前、昆虫の名前、知名、人名、年号、人の誕生日などを覚えるのが得意。
●また、授業中の先生の雑談や友達の話に出てきたちょっとしたエピソードなども覚えていて「なんでそんなことを知っているの?!」と驚かれることもあります。
英文サイトによると、言語・語学的知能が高い人は・・・
出典:http://www.braincorp.in/intelligence_activity.aspx##
●言語をきく、話す、読む、書くのが得意。
●言語を使って考えたり、表現したり、コミュニケーションを取るのがうまい。
●読み書きが好き。
●読書はとても大事。
●人の名前、場所、日付など些細なことを暗記するのが得意。
●適職は、作家、弁護士、ジャーナリスト、話し手、トレイナー、コピーライター、先生、詩人、編集者、言語学者、翻訳者、PRコンサルタント、メディアコンサルタント、TV・ラジオのプレゼンター、音声役者、小説家。
8)論理・数学的知能が高い人の特徴
●論理的なパターンや相互関係、命題(仮説や因果関係)、また抽象的な概念に対応できる知能。
●数字の意味をとらえて操作したり、何かを明快に論証したりすることができる。
論理・数学的知能が高い人は、こんなことが好き
●明確な手順や目的や意図をもつ実験をする。
●計算をする。
●質問をする。
●数を研究(仕事)の対象にする。
●物事のパターン(規則性)や関係を探る。
論理・数学的知能が高い人は、こんなことが得意
●人の話や事実を受け入れるときに、その内容の整合性に着目し「本当にそうなのか」「この場合はどうなるのか」などと考えることが得意。
●なお、「問題解決」は「問題を解いて正解を出す」だけでなく、さまざまな分野での課題解決を含みます。
英文サイトによると、論理・数学的的知能が高い人は・・・
出典:http://www.braincorp.in/intelligence_activity.aspx##
●「言語・歴史」の科目より、「数学、科学、コンピューター」の科目が好き。
●適職は、科学者、数学者、タックスオフィサー、税理士、経理、統計学者、科学者、裁判官、保険数理士、ソフトウェア・エンジニア、エンジニア、医者、エコノミスト。
まとめ
何か新しいことを学びたいと思う時、自分の持つ知能や、得意な才能を活かせる方法で学ぶと良いです。
だって、その方が早く伸びるし、楽しいし、楽だから。
自分が苦手な方法で学ぼうとしても、つらいし、上達も遅いです。
私が、英語を独学で学んだ時は、このMI理論のことは知りませんでした。でも、今から振り返ってみると、「身体・運動的知能の高い」私は、「演劇を通して、英語を学ぶ」ことを、自然にしてました。
私は、「英語の演劇の脚本を見たり、聞いて学ぶ」のではなく、「登場人物になりきって、実際に体を動かして学ぶ」のが得意でした。
多分、同じ英語を学ぶという目的でも、「視覚・空間的知能が高い人」ならば、「色・線・姿・形・距離・場所などに繊細」なので、「映画、動画、スライド、図、グラフ」をふんだんに使った、視覚的に訴える教材を使った方が良いかと思います。
また、「論理・数学的知能」の能力が高い人ならば、「物事のパターン(規則性)や関係を探る」のが得意なはず。好きな「数学、科学、コンピューター」に関する分野で、天性の分析能力を活かした方法で、英語を学ぶと上達が早いかもしれません。
英語に限らず、何か新しいことを学ぶ時は、ここで得点の高かった《得意な才能を生かした方法》でやると、楽しく学べて、上達も早いようです♪
楽しんでもらえたかな〜?
まとめ
・私の、《適職》って何だろう?
・私の、《才能》って何だろう?
・私の、《魂の目的》は何だろう?
・私は、《何をするために生まれてきたんだろう?》
・・・と思ってる人、たくさんいるんじゃないかなぁ?
でも、自分の才能って、「灯台下暗し」というか、自分では、案外分からなかったりするもの。
例えば、自分自身では「当たり前すぎ」たり、「簡単にできちゃったりする」ので、「こんなこと、誰でもできるよ・・」と感じてしまったり。
また逆に、その分野のコトに関しては、いろんな情報収集をしてるからこそ、自分よりずっと上手だったり経験がある人と比べてしまい、「どうせ私は、イチローみたいに野球はできないし・・・」と卑下しちゃったりするもの。
でも、この世に生まれてきた人は、みんな十人十色ですばらしい!
みんな個性的。
みんな、「独自の色」とか、「その人にしかできない才能」を持って生まれてきている。
みんな、すごい!
下のツールで、自分のことを調べてみると、自分のことを客観的に見れるからおすすめだよ〜♪
どれも無料のツールなので、よかったら試してみてね〜。
http://yokokawabata.com/lifepurpose/
http://yokokawabata.com/multiple-intelligences/
コメント Leave your feedbacks