(↑うわっ、写真撮影中に、ワンコが乱入〜!)
ご訪問ありがとうございます。
今、オーストラリアで大規模なBushfire(山火事)が起こってます。
前の記事を読んでない方は、必ず下の記事を先に読んでね。動物の赤ちゃん用の袋を作る時に守って欲しいこと(素材、袋縫いのこと、送り先)が書いてあります:
「動物の赤ちゃん用の袋 スモールサイズ」のサイズ
スモールサイズは、コアラやBushtail possum(ブッシュテイルポッサム)の赤ちゃんに良いサイズです。
上の袋は、Facebookグループ「Animal Resque Craft Guild (動物救済クラフト組合)」で推奨されているサイズで作りました。
「多少のサイズの誤差」はOKです。上のサイズより大きめ、または小さめになっても、なにかの動物の赤ちゃん用に使えます。決して無駄にはなりません。
想定外の山火事の非常事態で、この動物の赤ちゃん用の袋の数が、今は全く足りていません。大事なのは、「完璧に作ること」ではありません。縫い目が曲がっていてもいいのです。
ママが亡くなってしまい、家も無い動物の赤ちゃんたちが、安心して過ごせる温かい袋を1つでも多く作ってあげることが大事です。
事前に準備すること
<動物の赤ちゃん袋の「素材」で、2つの大事なこと>
・地球環境のためにも、できれば不要になった「天然素材」の洋服、パジャマ、使わない布地をリサイクルしよう。清潔な布地を使おう。
・新品の布地は、糊(のり)や化学薬品がついている場合もある。また、布地は初めて洗濯すると縮む。ミシンで袋を縫う前に、動物の赤ちゃんたちにアレルギーが起きないような肌にやさしい洗剤で洗おう。
<動物の赤ちゃん袋の「ミシンの縫い方」で、3つの大事なこと>
*《重要1》袋は必ず「ミシン」で縫ってね。手縫いはNGです。動物の赤ちゃんたちの爪が、手縫いの荒い縫い目に挟まってケガするのを防ぐためです。
*《重要2》袋は「袋縫い」してね。「布端を袋状にくるんで、ほつれにくくする縫い方」です。ロックミシンはNGです。動物の赤ちゃんたちの爪が、ほつれた布の糸にからまってケガするのを防ぐためです。(下の順序に沿って縫えば、袋縫いになります)
(1)「外側の袋」の型紙を作る
・A4サイズのコピー紙を1枚、用意する。
・縦を4等分に折る。横を3等分に折る。(青線部分)
・一番下の四角部分を丸くカーブさせる。(ここは袋の底部分になる。角を丸くする理由は、動物の頭や手足が角に引っかかっる事故を防ぐため)
・縫い代をつける。横は2cmづつ。下は「わ」にする。上は5cm。
(2)「内側の袋」の型紙を作る
・A4サイズのコピー紙を2枚、用意する。「内側の袋」の型紙を作り、上部に5cm分を追加する。
・「内側の袋」は、「外側の袋」よりも縦に5cm長くなっていればOK。(「外側の袋」の上部が汚れないように、内側の袋を外に折り曲げて使うため)
・「内側の袋」は、2〜3枚作る。(洗濯用の替えです)
(3)「外側の袋」の布をカットする
(4)上を2.5cm折り、折り返して2回分縫う
(5)三つ折りになるように、また2.5cm折る
(6)横と底部分を縫い、底をまあるくカットする
(7)袋の内側を外にひっくり返す。横と底部分を袋縫いにする
(8)外側の袋が、完成!
(9)同じ要領で、内側の袋を2〜3枚縫う
上の(1)〜(8)の順番で、内側の袋を2〜3枚縫います。
洗濯する時の「替え」になります。
*注意:内側の袋は縦の長さを、「外側の袋」より5cm長くします。
(10)外側の袋1枚(青いカスリ生地)+内側の袋3枚(赤、紫、黄色の生地)が完成!
ユーチューブ動画:動物の保護袋の縫い方が見れます(英語)
ハンドメイド作品を郵送・手渡しする場所(Victoria州メルボルン)
前の記事に詳しく書いてるので、お読みいただけると助かります:
山火事で、ママを亡くしたコアラ、カンガルー、ポッサムの赤ちゃんたちが、暖かい擬似ポケットで安心して眠れますように・・・
【2020年1月9日追記】もっと早く、簡単に縫える《改善版》ソーイングレシピをアップしました!
昨夜、袋をいくつか実際に作っているうちに、「もっと早く・簡単に作れる改善レシピ」を思いつきました!
こっちの作り方が、絶対に《早いし簡単》なので、より多くの「袋」を、野生動物の赤ちゃんに渡せると思う!!
追記記事:2020年1月14日(ハンドメイド作品の郵送を一旦中止することについて)
オーストラリアのフェイスブックグループ「Animal Rescue Craft Guild」の「Announcements」で、下の最新情報を見つけました:
「ハンドメイド作品を作るのは、一旦、中止して欲しい。最近たくさんの新メンバーが加入してくれたのはありがたいけど・・・。この勢いで作り続けると、ハンドメイド作品が逆に余るかもしれない。今現在の在庫を集計してるので、その間は一旦、作るのも送るのも中止して欲しい」とのことです。
追記記事:2020年1月22日(ハンドメイド作品の在庫数について)
オーストラリアのフェイスブックグループ「Animal Rescue Craft Guild」の「Announcements」で、下の最新情報を見つけました:
とっても長いので簡単に要約すると:
・みなさんの温かいご支援のおかげで世界各地から集まったハンドメイド作品の在庫確認をしました。おかげさまで、十分なハンドメイド作品が集まったのでハンドメイド作品のご支援は不要です。ありがとございました。
・山火事から生き延びた野生動物へのハンドメイド作品や医薬品は十分にあります。山火事で被災した野生動物たちの多くが生き延びてくれることを期待してましたが、残念ながらたくさんの動物たちが生き延びることができませんでした。生存できた野生動物たちには今後も引き続き、食べ物が必要です。山火事で餌も丸焼けになったからです。食べ物を買うためのお金は、こちらのAnimal Rescue Cooperativeのサイトから寄付できます。
・【オーストララリア国内のハンドメイド作家さんへ】:今後、災害が起きてハンドメイド作品が必要になったら、必要物資を素早く補うために、オーストラリア国内のみで募集をします。各州の郵送先は、フェイスブックグループ「Animal Rescue Craft Guild」の「Announcements」で見れます。
・【世界各国のハンドメイド作家さんへ】:ハンドメイド作品の支援をご親切にありがとうございました。おかげさまで十分な数が集まりましたので、オーストラリアへの郵送はお控えください。まずは、あなたの国の「動物保護施設」や「動物救助施設」をググっていただき、ハンドメイド作品の支援を必要としているところへ郵送いただけると幸いです。どうしても郵送先が見つからない場合のみ、少量なら下の郵送先で受け付けています(でも本当に十分な量が確保できているので大量の郵送はお控えください):
The Rescue Collective
4/55 Tenby St
Mt Gravatt QLD 4122
*最新情報は、オーストラリアのフェイスブックグループ「Animal Rescue Craft Guild」の「Announcements」で見れます。日本語で読みたい方は、Google翻訳が便利です。
ハンドメイドが得意なみなさま、これまでご協力いただきありがとうございました。みなさまの善意が、山火事で被災した動物の赤ちゃんたちに役立ちますように・・・。
ありがとうございました。
コメント Leave your feedbacks
詳しい情報ありがとうございました! 早速Twitterでシェアさせていただきましたm(_,_)m
手織り作品も素敵ですね(^^)
https://twitter.com/KagiyaIzumi
いずみさん、シェアありがとうございます。山火事で被災した動物たちが、一刻も早く、温かい袋の中で安心して過ごせますように・・。
はじめまして
オーストラリアの火事や動物たちの事が気になり
私にも何か出来ることはないだろうかと色々検索していた時に
こちらのブログにたどり着きました。
ブログを読んでいて赤ちゃんたちのために袋を作る支援があること初めて知りました。
洋裁が得意ではないのでちゃんとできるか心配なのですが…赤ちゃんたちのために挑戦してみようと思います。
ありがとうございましたm(_ _)m
あきこさん、メッセージありがとうございます!(*´▽`*)山火事で被災した動物たちが、一刻も早く、温かい袋の中で安心して過ごせますように・・。