オーストラリアのメルボルンで、『身につける人が幸せになる』虹織り🌈(虹色の手織り)をしている陽子で〜す♪
虹織りをする時は、宇宙からの直感💫💫💫でチャネリングしながら、ウッキウッキ🐵🍌な氣分で織ってます♪🌷 (*´▽`*)❀
入賞した虹織りアート作品/Award won rainbow weaving art piece
第三位入賞した虹織りアート作品と、コンテスト主催者からいただいた受賞リボンと賞状です↓
コンテスト会場で撮影(暗い室内でスマホ撮影したら写真写りはイマイチ!😅💦)↓
コンテスト主催者のWEBサイトでも、入賞者の名前が発表されました↓
審査員からのコメント
クリエイティビティと独創性が見受けられる。手織り生地の特性をうまく利用して、バッグのデザインのポイントとしている。
アート&クラフトのコンテスト『Royal Melbourne Show – Art, Craft & Cookery exhibition』の審査員より
【完成写真】虹織りアートショルダーバッグ
【創作プロセス】とうもろこしの皮と着物の裂織りで、虹織りアートショルダーバッグを製作
今回は、『とうもろこしの皮』を手織りに使っちゃうという、人生初の試みでした。どんなものが出来上がるのか想像もつかなくて、ドキドキでした。
まず作る前に私がイメージしていたのは、下のようなマルシェバッグでした:
でもどうやって作って良いのか、見当もつきません。ということで、まずはリサーチ、リサーチ!!
【リサーチ①】トウモロコシの皮でコースターを織る動画を発見
どうやってトウモロコシの皮で手織りしたら良いのだろう・・・と思い、ネットでリサーチしました。すると、わかりやすい動画を見つけました:
【リサーチ②】手織り作家「箕輪直子」さんのトウモロコシのコースターの写真を発見
日本の手織り作家「箕輪直子」さんのブログに、トウモロコシのコースターが載ってました:
下の写真は、箕輪直子さんのブログで詳細されていた「アトリエ教室O」さんの作ったトウモロコシのコースターです。トウモロコシの皮のありのままを生かした素朴な感じがこれまた素敵です:
【リサーチ③】手織り屋「野福(のふく)」さんのCreemaショップ
「とうもろこし皮織りコースター」を販売してる手織り作家さん「野福(のふく)」さんの手作りコースターも素敵です:
Creemaの作品詳細によると:
経糸に麻糸を、緯糸に割いたとうもろこしの皮と綿糸を交互に織り込んだコースターです。
出典:https://www.creema.jp/item/7410199/detail
・・・だそうです。
アップの写真を見ると、縦糸は「白、ベージュ、黄色、茶色」の色を使い、トウモロコシの皮の素朴な色と喧嘩しない色使いです。
横糸にはトウモロコシの皮が使われています。そしてトウモロコシの皮と皮の間の隙間には、白くて細い綿糸が使われています。
④とうもろこしの皮を準備する
作っている過程の写真は、私のFacebookでも見れます:
https://www.facebook.com/yoko.kawabata11/media_set?set=a.10157360217700850&type=3
今回は、以前からやってみたかった「裂織り」にも初挑戦しました〜!裂織りは、布を裂いて横糸として手織りする技法です。日本の古着屋さんで買った美しいウールの着物2つを裂いて手織りしました。
とうもろこしの皮+古い着物で裂き織りした布が完成する
手織りした布から、バッグを作る途中でトラブル発生!
作り始める前は、「マルシェバッグ」みたいなものを作りたいなと思っていましたが・・・。カゴの形に編む方法が分からない。
なので急きょ、あずま袋の形を応用した、肩にかけれる「あずまバッグ」を作ることにしました。下の写真が「あずまバッグ」です:
上の「あずまバッグ」は、布を裂織りして作られてます。作り方は下の本に写真入りで分かりやすく載ってます:
ところが、ここで大問題発生!
「着物生地で裂き織りした部分」は布で出来てるので、柔らかくて柔軟性があり、あずまバッグを作るのにも適してますが・・・。
「とうもろこしの皮で手織りした部分」は、硬くて折り曲がらな〜い!!!これじゃ、あずまバッグは作れなーーーーーーい!!!
(°◇°;) えええええー
もう、大大大ピンチ〜!!!
コンペ作品の搬入締め切りは、その日の8PM。今はすでに2PMで、残り時間は6時間ぐらい。
搬入会場までは、電車とトラムを乗り継いで1時間半かかる・・・しかも朝起きてからすぐこのプロジェクトにかかりっきりで、まだシャワーも浴びてないし、パジャマのまま。
出かける前の支度にかかる時間を考慮すると、もう実質1時間半ぐらいしか製作時間はない!!!!( TДT)うぎゃー!!
どうする、どうする、どうするーー?!
迫り来るタイムリミット。手が震える。心臓バクバク。
でも絶対にあきらめたくない!絶対に間に合わせてみせる!
ぼーっとする時間はなく、とりあえず手をどんどん動かしてみた。目の前にある手織りした布を曲げてみたり、筒状にしてみたりしながら・・・。
「手芸店で一般的に市販されてる布にはない、この、とうもろこしの皮で出来た布の強烈な個性を活かせるのは、どんなバッグの形だろう?」と、布に聞く。
以下、私の頭の中で超高速で繰り広げられていた「脳内会話集」の一部をご紹介すると・・・
とうもろこしの皮の部分は硬いので、あずまバッグのように直線的に折り曲げるデザインはできない。だって無理に曲げようとすると、とうもろこしの皮が痛がる!でもゆるーくカーブするだけの柔軟さはある・・・じゃあ昔、一回作ったことがあるバケツ型のショルダーバッグはどう?
バッグの底はどうする?楕円形?まん丸?それとも長方形?うーん、まん丸の方が、本体のとうもろこしの皮の部分もゆるーくカーブしやすいよね。バッグの底はこのまま本体に縫いつけちゃう?いやいや、重い荷物を入れた時に底が抜けないように補強した方が良くない?じゃあ、どうやって?芯をつける方法もあるけど、手持ちがないじゃん?じゃあ、ジーパンの穴を補修する時の要領で、ミシンでフリーハンドで円形にぐるぐる縫おう!
手織りした布なので、両端にフサフサのフリンジがついてる。これをカットして、普通の布みたいに使う?いやいや、この個性を活かすデザインにしてあげよう!両端のフリンジが、ワザとフサフサと揺れるデザインにしてあげよう!
バケツ型のショルダーバッグだと、口がガバッと大きく開いてしまう。閉じるにはどうしたらいい?プラスチックのスナップボタンにする?いやいや、フサフサと揺れるフリンジもついてるし、口を閉じる方法もフリンジみたいに揺れる方法とかは?あ、じゃあ長いヒモをボタンに引っ掛けるといいかも!長いヒモが風で揺れるデザインだと、フリンジとお揃いで可愛いね!
締め切りの時間が刻々と迫る中、私の頭の中は、超高速回転でグルングルン回ってました。
さて、市販の布をカットするときは、「間違えたら、また別の布をカットし直せばいい」と思えるので気分的に楽です。
でも、
・目の前に、作り方の本・レシピ・テンプレートもなく・・・。
・同じ素材で、似たような作品を作った前例もなく・・・。
・最終的にうまく出来る確証もない・・・。
・・・という状況の中で、1から手織りした布にハサミを入れるのは、すごく勇気がいりました。だって失敗したら、もう2度と同じような手織りの布を作れないから。少なくとも、1時間半で手織りし直すことは不可能です。
失敗したら、もう取り返しがつかない。
でも、「なんとかなるさー!失敗しても死ぬわけじゃあるまいし!えいやー!」と思い切ってハサミで布をチョキチョキ。
バッグを作ってる最中は、「とうもろこしの皮で出来た布の、強烈な個性を活かせるバッグはどんな形?」と、心の中で何度も何度も問いかけ続けました。
あと、迫り来るタイムリミットの恐怖に飲み込まれないように、「私なら出来る!絶対に出来る!自分の想像力を信じて!」と、心の中で呪文のように唱え、立ち止まらずに、ひたすら手を動かし続けました。
問題を1つ1つ解決するために、アイディアがどんどんあふれてきて、まさにFLOW(フロー)状態でした。
そして出来上がったのが、これなんです!
出来上がったときは、もう、うれしくてうれしくてー!
「バンザーイ!」と飛び上りたくなるほど幸せでした。
\(●⌒∇⌒●)/ わーい
そして、おかげさまで、搬入締め切りにも、ギリッギリで、間に合いましたー!!
[ENGLISH]Won the 3rd prize at Royal Melbourne Show!
I submitted my Rainbow Weaving Art Shoulder Bag to the [2019 Royal Melbourne Show – Art, Craft & Cookery exhibition].
I won the 3rd prize from the [We ❤︎ Bags/Craft competition/Texitile/Novice].
I created this shoulder bag out of dried corn husks and vintage kimono fabric.
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