メルボルンで手織り(2):木製の手織り機をレーザーカッターマシーンで無料で作ろう/腰機/こしばた/いざりばた/Backstrap loom/Laser Loom by Serpica Naro/Thingiverse(1/1000)

Rainbow artist weaver/虹織りアーティスト

メルボルンで、手織りを始めました〜♪

今回は、手織り機をつくってみました。

木製の、小型手織り機をつくりました

↑木製の手織り機です。

写真の左下に写ってるのは、私の左手。サイズ感、伝わるかな? 綜絖(そうこう)というパーツです。横幅232mm(23.2cm)です。

この織り機は:

● 腰機(こしばた)、

● Backstrap loom(バックストラップ織機)、

● いざりばた、または、イザリ(居座り)機

と呼ばれるタイプの手織り機です。

これは、メルボルンのライブラリーにある、レーザーカッターマシーンで作りました。

この手織り機で、どんなものが作れるの?

↑ミニスカーフを作りました。

↑この手織り機を使って、スカーフを作ってるところです。モヘアとシルクの毛糸で、ふわっふわ〜な、「虹色スカーフ」をつくりました。

 

●上の「虹色スカーフ」の他の完成写真や、毛糸を購入したショップはこちら:

メルボルンで手織り(1):虹色スカーフをモヘアとシルクの毛糸で作ろう/腰機/こしばた/いざりばた/Backstrap loom/Laser Loom by Serpica Naro/Thingiverse(1/1000)
メルボルンで、手織りしてま〜す♪ 今回は、虹色のスカーフを手織りしましたよ。 虹色スカーフの、完成写真です ↑シルクとモヘアの毛糸で編んだので、「ふわっふわぁ〜」で柔らかです。 ↑アップ写真です。 ...

 

どこで、手織り機をつくったの?

メルボルンの、Docklandsという地区で、つくってきました。ヨットが浮かぶ、水辺のハーバーの景色が、素敵なところです。

そこに、ライブラリー「Library at the Dock」があります。

このライブラリー内に、「Makerspace」というフロアがあります。私は、ここで、ライブラリースタッフに手伝ってもらいながら、手織り機をつくりました。

Makerspaceを初めて利用するなら、まずは、無料のInductionを、事前に予約します。Inductionで、ライブラリー担当者に、機械の基本的な使い方などを学びます。

●「Inductionを予約する」なら?
MakerAccess: safety inductions at Library at The Dock - City of Melbourne
Makespace inductions provide basic instruction and safety training for the Library at The Dock makerspace equipment.
●上のリンクがリンク切れになっていたら?

下の言葉をコピペして、ググれば、一番上にリンクが出てきます:

MakerAccess: safety inductions at Library at The Dock

 

どうやって、手織り機をつくったの?

©️https://www.thingiverse.com/thing:120555

「Library at the Dock」の「Makerspace」内にあるパソコンで、無料テンプレートをダウンロードして、作りました。

今回、手織り機をつくるための材料費は、全て無料でした〜。(すごい太っ腹!)

私が選んだ、無料テンプレートは、「Thingiverse」の「Laser Loom by Serpica Naro」です:

Laser Loom by Serpica Naro by Serpica
An open source and simplified version of lasercut loom, inspired by the work of Travis J. Meinolf

 

これ以外の、手織り機の無料テンプレートは?

©️https://www.thingiverse.com/tag:loom/page:5

上のテンプレート以外にも、たくさんの種類の手織り機が、無料でダウンロードできます。

詳細は、Thingiverseのウエブリンク「THINGS TAGGED WITH ‘LOOM’ (117 THINGS)」で見れます:

Things tagged with "Loom" - Thingiverse
Thingiverse is a universe of things. Download our files and build them with your lasercutter, 3D printer, or CNC.

 

手織り機を作るプロセスは、こんな感じでした!

Makerspaceのスタッフさんは、どの人も親切だけど、私が行った日には特に親切なスタッフさんがいらっしゃってね。

私が、「Laser Loom by Serpica Naroの手織り機で、スカーフをつくりたい」と話しかけると・・・。

レーザーカッターマシーンの設定など、私の苦手なプロセスは、ほぼ、やってもらえました。(うれし〜い!)

この親切なスタッフさん、常駐してるわけじゃないらしく、本当にラッキーなタイミングでした。

↑ここが、ライブラリー「Library at the Dock」の「Makerspace」です。

写真真ん中より、少し左に、「Lasercutter」(レーザーカッターマシーン)があります。上半分がブラック、下半分がオレンジ色の機械です。


↑Makerspace内のパソコンで、「Thingiverse」の「Laser Loom by Serpica Naro」の無料ダウンロードのページに行く。


↑無料ダウンロードのリンクを開けると、テンプレートの画面になる。


↑「Lasercutter」(レーザーカッターマシーン)の、設定を調節する。


↑「Lasercutter」(レーザーカッターマシーン)が、テンプレート通りに、専用の板をカットしていきます。


↑カットは、ほぼ出来上がり。


↑レーザーカットは終了。

ところどころ、穴が貫通してない箇所があったので、Makerspace内のツールボックスから、道具を借りて、穴を自分で開ける。


↑レーザーカットが、うまく出来なかった場所が、ところどころあった。カッターであらかた削りはがした後、サンドペーパーで木の表面を滑らかにしていく。


↑手織り機の、出来上がり〜♪

腰機(こしばた)、Backstrap loom(バックストラップ織機)の使い方は?

©️https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/5a/Weaving_profile.jpg/280px-Weaving_profile.jpg

↑こんな写真、どこかで見かけたこと、ありませんか?

私が、今回つくった手織り機は、もっと小さめサイズだけど、原理は同じです。

手順1:経糸(縦糸)を、手織り機の穴に通していく

↑同じ長さの縦糸を、あらかじめカットしておきます。

この手織り機で、スカーフなどの長い作品も作れますが、「スカーフの長さ分のスペース」が必要になります。

毛糸を、順番に穴に通していきます。


手順2:全部の穴に、毛糸を通す。

↑私は、虹色が大好きなので、縦糸の色が、徐々に変わるようにしました。


手順3:綜絖(そうこう)の、「穴」と「長いスリット」に、互い違いに毛糸を通す

↑お隣の毛糸と絡まりやすいので、注意。


手順4:綜絖(そうこう)に縦糸をセットしたところを、横から見ると・・

↑全部の毛糸を、綜絖(そうこう)に通し終わったところ。


手順5:シャットルに、毛糸を巻きつける

↑横糸は、この段染め(いろんな色が、段々と出てくる)の毛糸を使いました。

手順6:織物の手前側は、「織る人の腰に巻いて」固定します

↑織る人は、床・地面・椅子などに座って織ります。


手順7:織物の先端部分は、「ドアノブなどに固定」します

 

↑織物の先端部分は、樹木やドアノブなど、安定した場所に、ヒモで縛って固定します。このタイプの手織り機で、長いスカーフなどを織る時は、広い部屋が必要です。

●↑上の写真は、本「LENA CORWIN’S MADE BY HAND: A Collection of Projects to Print, Sew, Weave, Dye, Knit, or Otherwise Create」からお借りしました。

手織り機の使い方の他にも、

・「ロープから、カラフルな小物入れバスケットを作る方法」

・「ビーズで、カラフルなネックレスを作る方法」、

・「手織りで、一眼レフなどのカメラストラップを作る方法」

などのクラフトプロジェクトのアイディアが、カラー写真入りで解説してあって、役立ちました。

 


手順8:綜絖(そうこう)を上下に動かして、上糸と下糸の縦糸の間に、隙間をつくるシャットルを横切らせて織っていく

↑今、細長いスリットの中の毛糸が、上にきてます。


手順9:上糸と下糸の縦糸の間にできた隙間に、シャットルを横切らせて織る

↑上糸と下糸の間の隙間に、シャットルを横切らせてます。


手順10:綜絖(そうこう)を動かし、上糸と下糸の縦糸の間に隙間をつくる

↑綜絖(そうこう)を動かし、今度は、丸い穴に通した毛糸が上にくるようにセットする。

この上糸と下糸の隙間に、シャットルを横切らせる。


手順11:「手順8」→「手順9」→「手順10」→「手順8」を繰り返す

この「手順8、9、10、8」を、何度も何度も繰り返して、手織りを進めていきます。


「腰機の使い方」の動画を見つけました

自作、簡易織り機で裂き織りを織る(バックストラップ機)

↑腰機をセットアップするプロセスも見れます。

 

腰機で夏休みの作品を作ろう織り編

↑腰機を、実際に使って織ってるところが観れます。

腰機を実際に使ってみた、私の感想まとめ

●腰機の良かった点:

・この手織り機を、ライブラリーで、すべて無料で作れるって、すごいです。

・経糸(縦糸のこと)の張り具合を、織り手の体を前後させたり、上体を寝かせたりする体重移動で、自在に調節できます。

・織ってる途中の織り機や経糸は、クルクルっと巻いて、持ち運び可能。

・このタイプの手織り機は、世界各地で広く使われていて、簡単な織物をつくるのに適してる。

・これで、「手織りの仕組み」など、基本的なことが、体で理解できます。

実際、私は、この後しばらくして、「高機」というタイプの手織り機「SAORI」を初体験するのですが(そのことは、また別記事につづります)、この手織り機体験が、すごく役に立ちました。「高機って、何?」って方は、下の検索画面へ、レッツラ、ゴー!

簡単に言うと・・・。高機は、「鶴の恩返し」で、つるに化けた女性が使っていたような、「パッタン、パッタン」する手織り機です。

この手織り機、広いスペースを確保できる人には、いいかも。この手織り機で、スカーフなどの「長い作品」を作りたい時は、「その長さ分のスペースが必要」になります。

●腰機の難点:

腰機は、織物の先端部分を、樹木やドアノブなど、安定した場所にヒモで縛って固定して使います。

そのため、長いスカーフなどを織る時は、広い部屋が必要です。

そして、「自分の腰の高さに合わせた、テーブル・椅子・ヒモを結びつける場所」があるなら、作業も、ずっと楽になります。

私が、この手織り機でスカーフを織った時は・・・ちょうどBed & Breakfastの小さなベッドルームにステイしていた時期でした。

限られたスペースのベッドルーム内で織るために、かなり無理な姿勢で織るしかなくて・・・。

↑織ってる最中の写真です。全然、オサレじゃなくて、「超」恥ずかしい写真・・・(汗)。

ベッドの角を利用して、こんな風に織ってました。

正直、足、ツッタよー!!

何度も!(笑)(//∇//)

そして、最後の仕上げ部分に近づくにつれて、足を、もっともっと、ベッド近くに持ち上げなきゃいけなくて・・・。めっちゃ不自然な姿勢になるのなー。

それで、「もう無理!足ツルし、限界ー!」ってなった時に、ドアノブに引っ掛けるアイディアを思いついて!

↑こんな風に、織り機を、縦にして織りました。

 

ドアノブにぶら下げると、足はツラないけど・・・。それでも、「見上げるような姿勢」で、長時間続けて織るのは、首も肩も痛くなりました。

というわけで、このタイプの手織り機で、長いスカーフなどを織る時は、広い部屋が必要です。

 

私の大好きな、虹色の手織りについて

©️建築家「細川卓哉」さんのFBよりお借りしました

虹って、ステキ (//∇//)きゃ〜ん

虹を見ると、みんなが幸せになる

私も、そんな虹のような手織りをして

身につけた人が

幸せ〜になる作品をつくっています!

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