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【シドニー・マーケット出店】Dreamer’s Marketsで、初めてハンドメイド作品を出展してみた結果と感想

アート&クラフト

◎オーストラリアのメルボルンで、虹織り(虹色の手織り)アート作品を創造してる陽子です。

◎Rainbow Weaving Art | Melbourne | Award-winning textile artist

▼ 虹織りアートワークショップ – 撮影 Shion Zion ▼
▼ 虹織りアートを創作中 – 撮影 Shion Zion ▼

シドニーで初めて、ハンドメイドマーケット「DREAMERS MARKET」に出店しました。

名前の通り、ここでは、ハンドメイド商品のみを販売できます。

パラマタ地区の「Riverside Theatres」の中庭で行われました。屋根付きの中庭なので、雨の日も心配いりません。

私は、初出店で、ドキドキ。

お店の様子

        

マーケット「Dreamers Market」で気づいたこと

自分が実際に初出店してみて、気づいたことがあったので、シェア。

なにしろ初めてなので、準備することや、考慮すべきことが山ほど!!

マーケット出店前に、準備すること

  • 自分の作品の展示にどんなディスプレー方法がいいのか?(テーブル?洋服掛け?フック?テーブルカバーの色と素材?テーブルカバーの形?商品をまとめて入れるバスケットの色と素材?)
  • ディスプレー用テーブルや洋服掛けをどこで購入するか?(サイズ?色?素材?)
  • 商品の値段をどうやって決めるか?(高すぎると売れないし、安すぎると作るのにかかった労力と時間に見合わない)
  • お釣りはいくら準備する?(商品の値段のつけ方によって準備する釣り銭の額や量も変わる)
  • 商品のタグをどうやって作るか?(デザイン?素材?色?タグを通す紐の色や素材?)
  • どんなビジネスカードを作るか?どこで作ってもらうか?(デザイン?素材?厚み?色?どんな情報を載せる?)
  • お店のレイアウトはどうするか?(お客さんが店内スペースに歩いて入ってこれるレイアウト?お客さんとはテーブル越しに話すだけ?)

ざっと思いつくだけでも、こんなに・・・。

こればっかりは自分の作品や作風に合ったものを自分で模索するしかない訳で、マニュアルがある訳でもない・・。

最初から完璧には準備出来ないけど、みんなマーケットの出店回数を重ねるうちに改善・工夫していき、自分に合ったスタイルを徐々に見つけていくようです。

 

マーケット出店日の朝のこと

出店する日は、朝が早いです。

今回のマーケットの営業時間は、9:30AMから2:30PMまででした。

商品・機材の搬入は、8AMから9:30AMの1時間半でやります。

普通の出店者は車で商品・機材を運ぶのだろうけど、うちは車が無い!!しかも主人は車の運転が大嫌い!

以前引っ越しの荷物を運ぶ時、一回だけレンタカーを借りて運転してくれたけど(偉そうなことは言えないけど)、いや〜、主人の運転はひどかった(笑)。肩に力入りすぎでガッチガチに緊張してるし、車は常にエンスト寸前でガッタンボッコン。まるで調教してない暴れ馬のようでした(笑)。そういう私も、もう10年間もペーパードライバー。約10年前に地元の福井県の田舎で運転したことがあるだけ。

困ったなーと思っていると、シドニーで運転経験のある友人ケイコさんが救いの手を差し伸べてくれて、レンタカーを借りて運転してくれることも提案してくれました。

レンタカーを借りる?

ただ、レンタカーの営業時間と、マーケットの搬入・搬出時間を考慮すると、金曜日夜に借りてきて、日曜日または月曜日に返却するしか方法がない。

レンタカーは借りた日数分だけ費用がかかるので、実際の使用時間は土曜日の数時間だけだとしても、支払うお金は3ー4日間分。

沢山商品が売れるなら、レンタカーを借りても元が取れる。でも、もし商品が売れないなら、レンタカーを借りた分だけ赤字になる。

レンタカーの予約は早めにしなきゃと思いつつ、どうしても気が進まないので決断を先延ばしに・・・。まずは電車でも運べるコンパクトなディスプレー用品を探すことに。

軽い折りたたみ式のテーブルや、組み立て式のClothes rack2種類も見つけ、最終的には友人ケイコさん・主人・私の三人で電車で運べました。やれば出来るもんです!!

保険の加入について(Public liability insurance)

マーケットの出店で考慮すべきことがもう一つありました。

このDREAMERS MARKETに出店する為には、Market stall and Trade exhibitor用のPublic liability insuranceに加入することが条件でした。

$20Mと$10Mの保険があるのですが、DREAMERS MARKETでは、20ミリオンの方の保険に加入してることが条件です。

以前、シドニーのマーケットで、プリザーブドフラワーを販売してた友人「ひろみさん」に相談してみました。

「ひろみさん」は、ノースシドニーマーケット、キリビリ、モスマンなどのマーケットで販売した体験があります。

彼女は1年間分の保険を購入してたそう。

私も、これからクリスマスに向けてマーケット出店するつもりで、1年分を購入しました。

オススメなPublic liability insuranceの保険はどこ?

DREAMERS MARKETのオーガナイザーが、下記の保険会社のウエブサイトを教えてくれました。

・NETINSURE

・STALLINSURE

・TRADERS VOICE

・RURAL AND GENERAL

・AUZI MARKET STALL INSURANCE

・AAMI

でも、一体どこが一番いいの?

色々調べてみると・・・

同じ$20M用の保険と言っても、保険会社によって保険料は異なりました。

また同じ保険会社でも、販売商品によって保険料が変わるようです。

想像するに、化粧品や石鹸などは、布製のバッグよりリスクが高いから、保険料も高めになるんじゃないかな?化粧品は直接肌に触れるから、購入したお客さんが炎症を起こす可能性もあるし・・。

おそらくガスの火を使って調理する食品なども、火災のリスクがあるので保険料は高くなるんじゃないかな・・・。

布製のバッグを販売するリスクってどんなものだろう。お客さんが高級な重い壺を運んでる時に、万が一バッグの紐が切れて壺が割れるとかそういうんだろうか??それとも搬入・搬出作業中に会場のガラス窓を割ってしまったりするリスクかしら??

 保険は安心料だから「掛け捨て」だと思い、安いのを探しました。各保険会社のウエブサイトで、自分の販売商品の情報を入れると、簡単に見積もりが出ます。簡単な見積もりを出す時点では、某保険会社(名前は伏せます)の方が安かったです。でも手続きが煩雑でした。

ウエブページに自分の名前・電話番号など詳細な個人情報を5ページぐらい記入し終えた時点で「保険料の詳細についてはココをクリック」という記述が。なんかその部分だけ、フォントも小さく目立たない(苦笑)。

妙に気になって、クリックしてみると、これまた数倍小さなフォントでギッシリ詳細が書いてあった。保険料は「最初の見積もり金額」プラス「手数料」とも。保険を更新する時にも「更新手数料がかかる」とも。その手数料の金額は、さらに自分の個人情報を記入してからしか分からない・・・。

なんか、イヤーな感じ。

ここまで記入するのに結構な時間がかかってるし、また別の保険会社のウエブで最初から手続きし直すのも面倒だったけど、なんか「隠れた保険料が後から追加される」という手口が妙に気になったので辞めました。

それにひきかえ、保険会社「AAMI」のウエブサイトは非常に分かりやすく、user-friendlyなデザインを工夫してるのが分かります。手続きも最初の1ページに情報を記入したら簡単に終わりました。

料金も最初に提示された見積もり金額と同じ額を支払うのみ。後で追加料金の請求などもありません。万が一、事故が起こり、保険会社にお世話にならなくてはいけなくなった時でも、こういう会社なら安心かなと思えました。

逆に前者のような保険会社は、万が一の時に、必要な情報が分かりにくかったりしそうで嫌かもと思いました。

私が実際に利用したのは、こちら。オススメです!:

*AAMI

マーケット当日:8AMまでに搬入作業が終わると・・・

出店者のみなさんは、手早くストールのセットアップを始めます。

ベテラン出店者はどの商品をどこに置くかが大体分かっているのか、8AMを随分過ぎてから搬入しても、あっという間にお店のセットアップが終わってました。

私は、9:30AMの営業時間がスタートしても、まだモタモタと値札を作ってましたが・・。(だって何もかも初めてだから、しょーがないのよ)

またテーブルや洋服掛けのラックをどこに配置していいのかが分からずオロオロ・・・。

でも営業時間中にお客さんの行動をよく観察してると、なんとなく分かってくるものが・・。「あー、こんな風に置くと、お客さんは商品を手にとりにくいから、触ってくれないんだ」とか。ちょっとづつ改善していきました。

出店中に気づいたこと・・・

一つ気付いたのは、今回のストール面積は2m x 2mで、お隣のストールとの間に通路スペースはありませんでした。

他の出店者は横幅2mのテーブルを2つ直角に並べて、自分のストール面積をギリギリまで使ってました。

私は横幅80cmの小型テーブルと、移動式の洋服ラックを持って行きましたが、そうすると少し困ったことが・・。

他の出店者が自分のストールから出入りする時、自分のお店内のスペースは横幅2mのテーブルでビッシリ埋まっていて出入りする通路スペースが無いのです。

右隣のお店からは「お宅の移動式洋服ラックは、もう少し自分側に寄せて。私が自分のストールから出入り出来るように、通路を作って」と言われるのです。

そして左隣のお店からは「お宅のテーブル、もう少し自分側に寄せて。私が自分のストールから自由に出入り出来るように」と言われました。

両隣のストールから、通路分のスペースを空けてと言われた為、最初は2m x2mあった私のストール面積が、50cmぐらいづつ両隣の出店者の通路の為に使用されて、正味1.5m x 1.5mに縮まってしまいました(苦笑)。

お手伝いしてくれたケイコさんも、「なんか両隣から通路作ってと言われて、ヨウコさんの店舗スペース随分小さくなっちゃったよね〜」と、二人で苦笑してました。

主人は「お前はお人好し過ぎる。もっと自己主張しなきゃ!」と言うんだけど、気弱で言えない私・・。

でも2mのテーブルを持っていけば、テーブルを短く縮めることは出来ないので、お隣の出店者から「あなたのお店スペースに通路作って!」って、言われることも無いかな・・(ははは)。

今日が初めての出店だった私は、午前中は右も左も分からずオロオロするばかり・・。お客さんが商品を見に来てくれても何を話していいのか分からない・・。

第一、話すと商品をゆっくり見れないから嫌がられるんじゃないかと遠慮して、超モジモジ君状態な私・・・。

ご近所のストールで販売してるアーティスト、デザイナー、クラフト作家さんのところに挨拶に行き、「今日が初めてで、どうしていいかよく分からない〜」と相談すると、みんな親切。親身になって色々教えてくれました!!

お客さんには、どの人にも必ず一声掛ける。

自分でハンドメイドした作品だと説明する。そうでないと、どこかから安く仕入れた商品との違いに気づいてもらえない。

お客さんは作り手の作家と話しをしたがっている。自分の作品に使ってる素材について説明する。

素材に何かこだわってるんじゃないの?なぜその素材を使ってるの?

作品作りでどんな点を工夫してるのか説明する。そこら辺の安い既製品と違って工夫してるとこが沢山あるんでしょ?縫い目がすぐにほどけてこないように丁寧に縫ってるんじゃないの?

などなど、本当にハッとさせられました。

確かに主人や友人に商品を見せてた時には、そういうこと説明してたのに、いざお客さんを目の前にしたら妙に緊張しちゃってすっかり忘れてた・・・。

初のセール!!!(感激)

さっきのアドバイス通りにやってみたら、あるお客さんがバッグを買ってくれたーーーー!!!!

初めてのセール!!!

自分の知り合いとか友人でもなく、本当に赤の他人の人なのにーー!!!!

中年のオージー女性で、「24歳の娘さんにプレゼントしたい」と買ってくれました。お金を受け取って、お釣りを渡す時、

手が震えた・・・。

これまでの私・・・

ソーイングが好きな私は、これまでに作った作品を無料であげてました。

「お金払うよ」と言われると

「そんなー、お金なんていいよ・・」と断ったり、自分の労力や時間に見合わない、大安売りしてました。

でも先日、スピリチュアルリーディングで、ミディアムのマリディアさんにその話をしたら・・・

才能を活かして、他の人に喜んでもらうのはとても良いこと。

でも私達は人間であって、生きる為には食べたり、物を買ったりしないと生活出来ない。

自分の才能を活かしてお金を頂いて、そのお金で自分が生活していくのに必要な物を買うのは何にも悪いことでは無い。

むしろそうしないと、結局、自分の貴重な時間を他の嫌な仕事に費やして生活費を稼ぎ、本当に自分のやりたいことをする時間がなくなってしまう。

第一、自分の才能を活かして作った作品を安売りしたり、無料で人にあげるのは、自分の才能に対しても失礼なことをしてるの。

自分で自分の才能を安売りしてることになるの。

無料で作品を受け取った方も、普通の感覚を持った人なら、毎回無料でもらってばかりだと気が引けるし悪くてなかなか頼めなくなる。

でも対等なお金を支払って購入させてもらえるなら、作家さんに悪いと思わずに、欲しい商品を何度でも買えるから、むしろ嬉しいものなの

とアドバイスされました。確かにマリディアの言う通り・・・。

マーケットの終了直前に・・・

商品が1つ売れた後は全く売れず・・・。

周りのベテラン出店者を見ると、絶えずお客さんで賑わっているみたいで、焦る気持ちや、羨ましい気持ちが・・。

色々学んだけど、まぁ一回目だし、こんなものなのかしら・・・。マーケット終了時間まであと10分。もう今回はこれで終わりね・・。

とプチ凹んでいると、最初のバッグを購入した女性客さんがまた戻ってきてくれて!!

女性客:あれから、何か商品売れた?!
私:いや、あなたが買ってくれた商品が1つ売れただけなんです・・(正直に告白)
女性客:娘があと2人いて、他にも商品欲しいなーと思って戻ってきたけど、今日のマーケットで沢山買い物したから、もう現金が無いの。カードで買える?

ガーーーーーーーーーーーーーーーン。

今回は初回で、そこまで準備してない・・・

 

女性客:あー、現金だけか。残念。じゃ、仕方ないわね。

と、サーーーーヨーーーーナーーーーーラーーーー・・・

カード支払いに対応するためのアイディア 

ATMやPayPalのスワイプマシーン(Mobile chip and pin card readerと言うらしい)を持参してる出店者はチラホラいます。

けど、初期費用と手数料がかかります。

ふと見ると、お隣のストールの出店者が、「PayPal Here」という、電卓サイズの小型の機械を使ってました。

「これ、良いわよ!初期費用$99ぐらいかかるけど、これが無かったら先日$400のセールを逃すとこだった!」

と教えてくれました。

・「Paypal Here」の詳細です:

https://www.paypal.com/au/webapps/mpp/credit-card-reader

とうとう、マーケットの終了時間になり・・・

ついに、マーケットの終了時間2:30PMになりました。

パッキングをしてると・・・

さっきのお客さんがハーハーと息を切らしてまた戻ってきてくれました!!!!!

女性客:家に現金取りに行ってきたの!まだ商品買える?!!!あと2つ欲しいのよ!

すごーい!!!

 

私の作品を買う為に、家から走って戻ってきてくれたんだ・・・

・・・感動で涙が出そうになりました。

 正確に言うと、嬉しかったのは「商品が売れたからお金をもらえた」からではなく(もちろんお金をもらえるに越したことはないけど)、

自分のスタイルを気に入ってくれる人がこの世に存在してるってことが分かったこと。

そして、その3つのバッグを購入する為に、彼女が何らかの仕事をして稼いだ貴重なお金を使いたいと思ってくれたこと。

そして持ち合わせの現金がなかったので、わざわざ家にある現金を取りに帰り、急いでマーケット会場に戻ってきてくれたってこと。

単に「同情して、哀れに思ったから」という理由なら、ここまでの努力してはくれないと思うから・・。

こんなことをマーケットで体験出来て、本当に感動でした。

 今回のマーケットで学んだこと

それは、お客さん全員に好かれる商品を作る必要ないということ。

って言うか、そんな商品作れない。

AppleのiPhoneはすごく人気だけど、そんなすごい商品ですら、全人類が欲しいとは思わない訳で・・・。

 あともう一つ、絶えずお客さんで賑わってるストールの特徴は、安い商品があったことに気づきました。

例えば、布製のジッパー付きのペンケースが小さいサイズ$5、大きめサイズ$10とか。または$5のギフトカードセットとか。同じ$50の売り上げを上げる為に、$50のバッグなら1人が買ってくれたら目標額達成出来る。でも$5の商品なら10人が買ってくれて達成出来る(当然だけど)。10人のお客さんが買う為には、もっと多くのお客さんがストールに寄ってくれて、商品を手にとって見たりしてる訳で。

 $5のペンケースなどは、私自身も作ったことある形のペンケースなので、その商品を作る為の所要時間、布の値段、難易度が分かります。だからこそ、「$5じゃ、全然、割が合わないでしょう・・・」とも思えるんだけど。

実際、出店者と話しをすると、

本当はね、もっと価格を上げないと、所要時間に全然見合ってないんだけどね。でも値段上げると売れないし・・・。

・・・という声が。

だけど安めの商品を置くことによって、人が人を呼ぶというのか・・・。

店が賑わってるから、もっと人が集まる感じ。そうすると、$5のペンケースの色を決める為に延々と悩んでいるお客さんに吸い寄せられて、別のお客さんがまたそのストールに集まり、もしかするともっと金額の高い商品を買ってくれてるかもしれない訳で。

一番ダメなのは、ストールが空っぽで誰もお客さんが寄り付かないこと。そうすると店員に捕まるのが怖くて、人が寄り付かない。

今回の私の作品は一番安い商品で$30でしたが、次回からは$5で販売可能な商品を置くのもアイディアだなと思いました。

うーん、作品作りと、その販売って深いなぁ・・・。マーケット会場に買い物に行くだけでは、こんなこと知りえなかったけど、実際に行動してみて見えてくるものって沢山ありました。これからの改善点も沢山の気づきがあり、本当にやって良かった!!

今回のDreamers’ Marketで知り合った人たち

マーケットに出店すると、色んな人との出会いがあると気づきました。

今回のDreamer’s Marketでは、日本人のハンドメイド作家さんコンビである「THE NIKI TREEさん」と「HANAYAさん」も、出店してました。

お二人とも、お子さんを持つお母さん達。勇敢でアクティブなお二人は、車で、Blue mountains, New Castle, Canberraなどのマーケットに遠征してます。

この二人からもらったアドバイスだけど、「ハンドメイド作品を販売するのに特化したマーケットに、出店した方が良い」そう。

例えば、お隣で中国製の安いバッグや小物を売ってるマーケットで、お隣のストールに並んじゃうと、「シドニーで自分でハンドメイドした作品」は、お客さんに高く感じられて絶対売れないそうです。(確かにそうだー!)

Dreamer’s Marketsを体験してわかったこと:まとめ

シドニーには、本当に数多くのマーケットがあります。

初めてマーケット出店するハンドメイド作家さんは、どれが良いのか全然わからないと思います(私がそうであったように)。

でも、今回、ベテランで超売れっ子の日本人作家さん達にもらったアドバイスは、本当に貴重です。

自分で作ったハンドメイド作品を販売するためのマーケットを選ぶなら、「ハンドメイド作品を販売するのに特化したマーケットに出店」するのが基本!

<Dreamer’s Marketsの良い点>

例外もあるかもしれないけど、初心者はまず、ハンドメイドに特化したマーケットから出店した方が安全です。その点では、Dreamer’s Marketsは、ハンドメイド作家さんにとっては理想的です。

また、このマーケットの場所は、Theatreの屋根付きの中庭なので、雨の心配をしなくて良いです。

他の野外マーケットの場合、雨だけでなく、夏の強い日差しも心配です。テントを持参しないといけない野外マーケットもあります。テントを貸し出ししてくれるマーケットもありますが、何度も出店するなら、やはり自分のテントを持ってきた方が割安になります。

その点でも、このDeamer’s Marketsは、屋根付きの中庭なので、テント持参の心配もなし。

Dreamer’s Marketsは、結構、ベテランのハンドメイド作家さんが集まります。もうすでに何度もマーケット出店してる作家さん達なので、その人達のディスプレーの仕方、作品の状態、お客さんへの対応の仕方など、学ぶものは多いです。

<Dreamer’s Marketsの弱点>

マーケット出店者は、全員、Public liability insuranceを自前で用意しないといけません。

これが、高い!

保険は、出店者は全員絶対加入だし、マーケットオーガナイザーに証拠書類を提出しないといけないので、ちょろまかすことも出来ません。

保険を買うとき、「1日分だけの保険」を買うこともできます。でも、結局、こういう保険は、日数が長いほどお得になるように出来ていて。1年間に、何度もマーケット出店を考えている人なら、結局、1年分の保険をまとめて買った方が、マーケット出店のたびに、その都度1回分の保険料を払うよりも割安になります。

でもね、

全部のマーケットで、Public liability insuranceを自前で買わないといけないわけじゃないのです。

という訳で、もし、一年中を通して、いろんな場所のマーケットに何度も出店する意気込みなのであれば、Public liability insuranceを1年分取得しておくのも良いアイディアです。だって、この保険がないと、出店させてもらえないマーケットもあるのでね。

そして、このDreamer’s Marketsで出店後も、他のハンドメイドに特化したマーケットにどんどん参加したら良いと思う。

でも、もし、

「このDreamer’s Markets以外には、マーケット出店する予定がない」

もしくは、

「まだマーケットに出店したことすらない」

・・・というハンドメイド作家さんなら、まず最初は、「ここ以外のマーケット」でやってみるのが良いと思う。

というのも、保険を自前で準備しなくてもOKなマーケットに出た方が、保険の加入をしなくて良い分だけ、儲けを出すのが楽になるから。

ここのマーケットは、ある程度マーケット出店にも慣れてきて、すでにファンもついてる作家さん達にとっては、販売しやすいマーケットだと思います。

だってお隣でMade in Chinaのバッグとか販売してる業者さんとかいないしね。

買いに来てるお客さん達は、「オーストラリアでハンドメイドされた作品」を欲しくて見に来てる人達ばかりなの。だから、ある程度のお金を出してでも、自分が気に入った商品を買いたいという気持ちで来ていますから。

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