クリエイティブで幸せに生きるアイディアを紹介。オージー旦那と国際結婚したアラフィフ日本人妻がメルボルンからお届けしています。

The Finders Keeper Markets(シドニーでハンドメイド商品を販売するマーケットに行ってきました)

 

シドニーThe Finders Keeperマーケット

12月11−13日までの3日間、シドニーで開催されたマーケットに足を運んできました。開催場所は、Australian Technology Parkです。

今回が初参加のデビューデザイナーが32店舗、デザイナー店舗151つ、ワークショップ店舗2つ、飲食店が27つ、会場外に飲食販売のトラックが6つ出店してました。

ハンドメイド好きな友達「けいこさん」と、今回初めてこのマーケットを見に行きました。マーケットでのディスプレイ、商品のパッケージング、宣伝など素晴らしいアイディアを見れて勉強になりました。

この場所は、昔、鉄砲の玉や機関車を製造する溶接工場だったようで、当時の機械や道具が展示されていて興味深かったです。

ソーシャル

会場付近の雰囲気と、溶接工場の展示

建物の外には、昔使われたのであろう、いろんな形の大きな溶接された機械がゴロゴロ。

 

植物のプランターと、人が座れるベンチも、まるで溶接工場で作られたようなデザイン。コンセプトに沿ったプロダクトデザイン!うまいなぁ・・・。

 

マーケット会場にたどり着く途中、昔の溶接工場の様子が見れる展示場所があったので、のぞいて見ました。

 

看板やサインも、溶接された鉄で出来てる。

 

工場で使われた道具類も、展示されている。

 

物々しいプレス用の機械。

この道具で、よほど大きなネジを締めたんだな。

 

マーケット会場がある建物に到着しました。

 

素敵だなぁと思ったお店と、その商品

マーケット会場を見回って、私が、心ときめいたお店を紹介します。

(マーケット会場で、展示作品の写真撮影は禁止のショップも多かったです。以下の写真は、ショップのウエブサイトからお借りしました)

ZILLPA:Handmade rope creations 

 

今回のマーケットで、私が一番素敵だと思った商品です。ロープを職業用ミシンで縫って、かごなどを作る作家さん。

作家さんはとてもチャーミングな女性でした。

似たような商品を作る人も他にいなかったし、彼女の雰囲気ともマッチしてて素敵でした。

コンセプトも明確で、パッと見て、すぐに何の商品かが分かる感じ。使ってる材料は白いロープだけなので、材料費もそんなにかかってないんだろうな。

それでいてどこのお家に置いても、商品が主張し過ぎたり、悪目立ちすることなく、すんなりインテリアの一部としてお部屋の雰囲気に溶け込めそうな感じ。無印用品を思い出させるような雰囲気というか。

商品としての質も非常に高く、縫い目も揃っていて綺麗でした。こんな太いロープを綺麗に縫うのって難しそうなのに、本当に綺麗な仕上がりでした。ギフトとしても喜ばれそう。

 

LOTT STUDIO

このショップは、華奢なピアスや指輪を販売してました。

繊細なデザインが、とーっても素敵。

シルバーや9Kのゴールドの製品なので、金属アレルギーの私は使えなくて残念。18Kだと材料費が高くなるからかな・・

ONCE WAS LOST

コットン100%や、シルク混紡のスカーフを販売してました。ナチュラル系の色や質感のスカーフが素敵。

ショップのディスプレーも、海岸で拾ったような木にスカーフをぶら下げていて、商品の雰囲気とマッチ。

ウエブサイトの写真も、プロのカメラマンが撮影したものと思われ、素晴らしい。

これは、エチオピアの職人が作るフェアトレード商品。(てっきり作家さん自身が織りあげた商品かと思ったら、単に販売してるだけと聞いて少しガッカリしたけど)

他の店舗でも「デザインはオージーの奥さんがして、実際にバッグを製作するのはタイで」というショップが結構ありました。てっきりオーストラリアでハンドメイドされた商品だけを販売してると思っていたら、期待はずれ。

オーストラリアの人件費は高いから、オーストラリアでハンドメイドやってらんないのかな?だから、デザインだけオーストラリアでやって、実際に作るのは、人件費の安いエチオピアやカンボジアなどの国でやってもらうのか???

KEEPRESIN

 作家さん2人組が、レジン(合成樹脂?)で手作りしてる食器、照明、テーブル、プランターなどを販売してるショップです。

「パッと見」は、大理石のようなビジュアルでした。でも、触ると石のように冷たくないし、重さも石ほど重くない。

多分、落としても割れにくいのかな?白と黒のレジンを練り混ぜ合わせて、模様を作ってるので、1つとして同じ商品は無い事も魅力の一つなんだろうな。

 

HARANA

ここの商品はすべて、インドの村の職人さんによって、作られたもの。「ハンド・ブロック・プリント」という技法で作られた染物です。

機械で印刷された布と違って、手作りらしい少し不揃いな感じが可愛い。

お店の人は、「商品デザイン・制作には関わってなくて」、この商品を「輸入・販売してるだけ」のよう。

ハンドメイドしてるのは、インドの村で低賃金で働いてる職人さんだったという・・・(汗)

MAYA MUSE TEXTILES 

 

テキスタイルデザインの作家さんが、自分でデザインして染めたリネン製商品を販売。

大掛かりな機械を使うのではなく、多分A2サイズぐらいのシルクスクリーンで手染めしてる感じ。

作家さんがやるのはテキスタイルデザインなので、縫製は、どこかの業者さんに委託してるようでした。

NOM NOM SAKS

プラスチック製のジップロックバッグは、軽くて薄いけど、使い捨てなのでもったいないよね。

プラスチック容器なら、何度でも洗って使えるけど、持ち運ぶとなると、バッグの中でかさばる。

でも、この布製の商品は、何度でも洗って使えるので、エコフレンドリーです。軽いしかさばらないので、外出時の持ち運びに便利。

実際にクッキーを入れた状態の商品を、ディスプレーで見せてくれてました。お客さんにも、一目で使い方が分かる工夫ですね。

商品の内部は、ウオータープルーフのマテリアルを使ってるらしく、イチゴなどを入れても平気だそう。

ブラウンの再生紙風の紙ラベルが、商品にじかにホッチキスで留められていた。商品コンセプトがエコフレンドリーだから、ナイロン袋に包装されていないのも納得出来る。おまけにビニール袋代が節約出来る。

紙ラベルがついてるだけで「まるでお店に売ってる商品みたい」に見えるから不思議。ギフトでもらった人も、紙ラベルの説明を読めば、これをどうやって使うかすぐ分かる仕組み。

私個人的には「こういうのが欲しかったら、布にミシンをかけて、自分で簡単に作れる」と思うから買いたいと思えない。

それに、この中にイチゴをそのまま入れて持ち歩くのは、抵抗あるかな。バッグの中で潰れたら、汁がバッグの中を駆け巡りそう(汗)。

けど、商品アイディア、パッケージデザイン、ディスプレーはすごい工夫してるなと勉強になった。

あと制作時間を考えると、縫うのは4箇所ぐらいだけなので、めちゃ早い。(まるで日本の「あづま袋」みたいだ)だから値段も安く出来るんだろうね。この値段なら、クリスマスのストッキングとしては良いかも。

 

 

 

SKIMMING STONES

 このショップは、皿、湯飲み茶わん、ブローチ、クッション、フリッジマグネット、グリーティングカード、花瓶、ブローチ、ペーパーウエイトなどを販売してました。

アジア人男性が販売してました。トニーさんとイェンさんの二人組のコラボ商品。デザイナー兼イラストレーターだそう。イギリス出身で、今はメルボルン在住らしい。

取扱商品が多岐に渡るのに驚き。二人でデザインし、有田焼で作ってもらったお皿もありました。その他にも、木のブローチ、スクリーンプリントのクッションとか。グラフィックのデザインをして、製造は別の業者さんに委託する感じ。

「ZEN」ぽい、ミニマリスティックなデザインがオージーには受けるのかしら?今回のマーケットでは有田焼のお皿とフリッジマグネット、ブローチ、ペーパーウエイトなどが店頭に並んでました。

お皿は、すぐに「あ、お皿だな」と分かったけど・・・。残りの商品は、「パッと見た」だけでは、何なのかが分からなかった。

今回のように、2m四方という、限られたマーケットスペースで販売するなら、商品の種類を絞った方が、お客さんにすぐに伝わるのかなと思った。

THE PEG BAG (洗濯バサミを入れるエプロン)

 これは、商品アイディアがすごい!

ショップの店員さんは、「ギリシャ人のおばあちゃんが発明したもので、代々受け継がれてるソーイングレシピ」というセールストークしてたけど。

思わず「お母さんやおばあちゃんに買ってあげたら喜ばれるかな」と思わせるトークで素晴らしい。

実際に販売員がこれを身につけて、お店の周りで接客していたので、宣伝効果もバッチリ。

ミシンで基本的な直線縫いさえ出来れば、誰にでも簡単に短時間で縫えるソーイングパターンなのもすごいアイディア。これなら5箇所縫うだけで15分もあれば縫える。

どれも全く同じサイズで、サイズ違いや、形違いは一切なし。値段も全部同じ$35。

色んな色・柄の布を使うことによって、お店が華やかで、楽しい印象になっていた。

布はシドニーの手芸屋さんで見たことのある柄が多かった。大体1m辺り$17以下の布を使ってるようで、1m四方の布からこれが4個分作れる計算。

店頭では$35で販売してたけど、オンラインショップでは$42.95。オンラインだとオーストラリア国内は無料発送ということだけど、その分の送料・パッケージ料金が$7.96分上乗せになってるんだな。

重さはめちゃ軽いし、送料はそんなにかからないはずだけど、手数料込みって考え方なのかな。それとも1つ以上をまとめ買いするお客さんへの送料も考慮してるのかな。

オンラインショップは、このマーケットに向けて即席で作った感じ。店頭で見た商品の柄が全部アップロードされてないし、Facebookはまだリンクされてないし、ブログも未記入。今回が最初のマーケット出店だったのかな?

旦那曰く、「こんなの、オージーなら誰でも似たようなの持ってるぞ」と。でも、この商品アイディアには、驚くばかり!

自分でソーイング出来る人は絶対買わないと思うけど、ソーイング出来ないお客さんなら買ってしまう気持ちも分かる!

思わず「マーケットで売れる商品を作るって、アイディア次第なんだなー」と愕然としたよ〜。

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